「妹モード」についつい課金「証明写真機」が驚くべき進化を遂げていた

 誰でも1度は運転免許証の更新時やパスポートの申請、履歴書用などに証明写真機を利用したことがあるだろう。最近はスマホで簡単に写真撮影ができるため、すっかり使う人も少なくなっていると思いきや、いつの間にか機能性がアップし若年層を中心に人気になっているという。

 最新機種では美肌補正や背景色が変更できるのは当たり前。さらにスマホに撮影データを保存し、後から専用アプリを使って再プリントもできるため、ウェブエントリーや資格試験など利用できる幅が広がっている。また意外にも人気になっているのが、オプションの「音声モード」だ。

「音声モードは、オプション代の200円を支払うと、ガイドの音声が『妹モード』になる機能です。『妹の声』はプロの声優が務め、撮影後の印刷待ち時間にスペシャルメッセージを送ってくれるなど、オタク心をくすぐるオプションといっていいでしょう。やはり特にアニメファンには人気で、200円ぐらいなら…とついつい課金してしまうようですね」(グッズライター)

 最近は就職やアルバイト用の履歴書はもちろんのこと、美容室に行く前に髪型を記録したり、友達に写真を配ったりするためにも証明写真機が利用されるのだとか。かつて大流行したプリクラにも似ているが、プリクラは「盛り」が基本になっていることから、逆に証明写真機の自然なスタイルがウケているという。

 そもそも証明写真で一番不満があるのが運転免許証だろう。運転免許センターで撮影される写真に後悔している人は驚くほど多いが、細かい規定はあるものの更新時に持ち込むことが可能(会場は限定)。証明写真機を使って「妹モード」で気分よく撮った写真を持参してみてはいかがだろうか。

(ケン高田)

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