週刊文春が連弾した「女性上納システム」の黒歴史は、松本人志派とされる後輩たちにも打撃を与えている。とくにNHKに出演する芸人への風当たりは強く、子供向け番組に起用された今田耕司には「不適格」との声が寄せられ、また「ボーッと生きてんじゃねーよ」でお馴染みのチコちゃんの“中の人”は、痛すぎる過去を掘り返されてしまった。(以下は1月9日配信記事を再録)
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1月5日、バラエティ番組「チコちゃんに叱られる!新年拡大版SP」(NHK)が放送された。同番組には今回、大河ドラマのキャストが出演したという。
「番組には、今年のNHK大河ドラマ『光る君へ』出演者である佐々木蔵之介、板谷由夏、町田啓太がゲスト出演。特に町田は女性ファンも多いことから、SNS上で『啓太君が出るから「チコちゃん」初めて見た』『町田くん可愛かったなあ』と出演を喜ぶ声が相次ぎました」(テレビ誌記者)
そんな「チコちゃんに叱られる!」では、着ぐるみ姿の女の子・チコちゃんが、毎回出演者に毒舌を放つ姿が好評を博している。しかし最近になってネットでは、チコちゃんの声優を務める芸人の過去が問題視されているという。
「昨年末、ダウンタウン・松本人志の性加害疑惑が『週刊文春』に報じられたことで、他の芸人たちによる過去の言動が蒸し返される状況となっています。その中でも、2010年放送のバラエティ番組『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)にて、千原ジュニアが披露した木村祐一のエピソードが話題に。千原によると過去、木村と女性の3人で食事をした後、木村の自宅を訪問したことがあったそう。その際、木村は女性だけを連れて別室に入っていったものの、しばらくして女性が『私はそんなつもりで来たんじゃない!』と、ものすごい剣幕で飛び出してきたと言います。すると、木村は無表情で冷凍庫から“カッチカチの鶏肉”を取り出し、靴を履いて帰ろうとしていた女性に向かって、床を滑らすように投げつけたのだとか。この話が今になって“女性への性加害ではないのか”と疑惑が持ち上がり、ネット上で物議を醸しているのです。また、木村といえば『チコちゃん』の声優を務める“中の人”としても知られているため、NHKの視聴者からは『もうチコちゃん見れなくなりました』『チコちゃんの中身って木村祐一だったの? 番組の可愛らしいキャラと真逆…』『こんな人に叱られたくない!』などと拒否反応を示す声もあがり始めています」(前出・テレビ誌記者)
千原が明かした木村の過去は、バラエティ番組でのトークということで誇張されている可能性もある。だが、一部ネットユーザーは昨今の性加害疑惑報道で過敏になっているためか、見過ごすことができなかったようだ。