中央大学文学部の山田昌弘教授が約1万人を対象に調査した、現代日本の「夫婦関係」のデータについて、様々な意見や驚きの声が上がっている。
プレジデント・オンラインが掲載した同データの記事の中で、特に注目を浴びたのが、日本人夫婦の「夜の営みの少なさ」だった。
「対象は20代~60代と幅広い世代の夫婦ですが、データでは、夫婦の『性関係』で『月1回未満』が28%、『全くない』が41%にものぼりました。合計すると69%もの夫婦が夜の営みをほとんどしていないと考えられます。特に深刻だと言えるのが、まだ子作りも可能な35歳~44歳の夫の24%、つまり4人に1人が『全くない』と答えたことです」(週刊誌ライター)
ちなみに25歳~34歳の若い夫婦でも、夫の半数近い47%が妻と同じベッドで寝ていないと答えている。55歳以上になると8割以上に跳ね上がる。
実際に既婚者に聞いてみると、「妻とは15年以上してない」(50代男性)、「うちはもう子どもがいるし家が狭いからできない」(30代女性)、「旦那とするなんてムリムリ! 会話すらない」(40代女性)などの声が多数を占めた。
「しかも、今回のデータによれば、50代を過ぎると相手へのトキメキはほぼ皆無となり、それどころか嫌悪感や倦怠感を覚える夫婦が多いのです」(前出・ライター)
夫婦でいる意味などないのでは、と思ってしまいそうなデータの数々だが、中には「仲が良すぎてそういう行為をしなくて大丈夫」と話す女性もいたという。
他人にはうかがい知れない内情があるのもまた夫婦なのかもしれない。
(山田ここ)