イエメン武装勢力フーシ派の跋扈で、「ヤマザキ春のパン祭り」がマズいことに…

 イエメンの親イラン武装勢力のフーシ派が、地中海とインド洋をつなぐ大動脈「紅海」で跳梁跋扈。「イスラエルと何らかの関係がある」国の船を攻撃、西側諸国の船が狙われることで、スエズ運河が実質封鎖状態のようになって、世界中の海運事情に大きな支障をもたらしている。日本でも日本郵船の輸送船が拿捕され、現地で見学料150円をとって観光スポットになっていることなどが、笑えない冗談のように報じられている。

「スエズ運河を経由できないことで、欧州とアジアを結ぶ船舶交通はアフリカをぐるりと回る喜望峰ルートを取ることを余儀なくされています。そうなると時間と燃料費が余計にかかり輸送コストは急騰、コンテナ運賃は前月に比べて約3倍に跳ね上がりました。また海上輸送から切り替えているため、陸路や航空輸送の運賃も大幅に値上がり。フーシ派による船舶攻撃が世界の物流に混乱をもたらし、あらゆるところに影響が出始めています」(経済ジャーナリスト)

 日本でも、日常の意外なところに災難が降りかかっている。

「山崎製パンのキャンペーンで有名な『ヤマザキ春のパン祭り』がその1つです。応募シールを集めて送ると必ずもらえる同キャンペーンは女優の松たか子のCMでお馴染みですが、欧州からの物流が滞っているため、フランスで製造している景品のお皿『白いスマートボウル』の入荷が遅れているというのです。また、ヨーロッパ産の輸入食材も価格が高騰しており、北海道の“コンビニの雄”セイコーマートでは、ウリの激安パスタの調達が滞って品薄状態になっています」(同)

 ウクライナの戦争に中東の戦争も加わって、われわれの食卓にも暗い影を落としている。厚労省は2月6日に、昨年の日本人の実質賃金が2.5%減と発表したばかりなのに、またまた家計の苦労が増えるのは必至だ。

(猫間滋)

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