松たか子、アカデミー賞パフォーマンスで指摘された“残念”だった点とは?

 韓国映画「パラサイト 半地下の家族」が、英語以外の映画として史上初の作品賞を受賞し、他の受賞者など吹き飛ぶほど話題をごっそり持っていかれた感のある、アカデミー賞授賞式。

 そんな韓国の快挙に負けじと、国内メディアが躍起になって取り上げたのが、ディズニーアニメ映画「アナと雪の女王2」の主題歌「イントゥ・ジ・アンノウン」を世界9カ国のエルサ声優が競演したこと。なぜなら“日本のエルサ”松たか子が日本人として初めて、アカデミー賞のステージ上で歌を披露したからだ。

「民放のワイドショーも『パラサイト』の快挙よりも真っ先に松のネタを取り上げ、『感動した』『凄い』という賛辞を並べ立てていましたね。しかし実際は、メインシンガーのイディナ・メンゼルさんが一通り歌ったあと、続けて各国のエルサがほんの4、5秒ずつ歌っただけ。確かに素晴らしいことだとは思いますが、松の歌が圧巻だったとか、世界を魅了したとはお世辞にも言えませんでした」(映画専門誌記者)

 そんな過剰報道は逆にマイナス効果で、アカデミー賞の様子を見た人たちからは「えっ、これだけ?」「期待して見たのにガッカリ」「持ち上げすぎて日本人として恥ずかしい」と、失望の声が上がるばかりなのだが、加えて松本人についても、こんな声が聞こえてくる。

「実は各国のエルサ役の女性と違い、“松の歯の色がくすんでいる”という指摘がチラホラ見られました。アカデミー賞のプレゼンターやパフォーマーたちは、笑ったときや歌ったときに見える歯にかなり気を使っていることから、これでもかというほどホワイトニングなどをしている場合が多い。それに比べ松さんの歯はナチュラル過ぎたようで、ネット上で『歯が残念すぎる』という声が見られましたね。ハリウッドには何から何までイジる人も多いわけですが、それでもショーの華やかさにはプラスに働きます。そのためメイクも含め、松のナチュラルさがワル目立ちしてしまったかもしれません」(前出・エンタメ誌ライター)
 
 とはいえ、アカデミー賞の舞台に演者として立ったのが快挙だったことだけは、間違いない。

(小机かをる)

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