今田美桜「NHK朝ドラ」ヒロイン抜擢の裏で「小芝風花待望論」が噴出するワケ

 2025年度前期連続テレビ小説「あんぱん」(NHK)のヒロイン役に決定した女優の今田美桜。2月2日に同局が発表会見を行った直後からSNS上には《朝ドラ主演、おめでとう》といった祝福の声があふれた。

 同ドラマは、国民的人気アニメ「アンパンマン」の作者である漫画家・やなせたかしと小松暢夫妻をモデルとしたオリジナルストーリー。暢さんを演じる今田は、応募者3365人の中からオーディションで選ばれた。

 会見に同席した脚本を担当する中園ミホ氏は、「今田美桜さんの最終オーディションに立ち会ったスタッフの何人かは涙を流していました」と語っており、ヒロイン起用にはその演技力の高さも評価された形だ。

 ところで、朝ドラを巡っては、「『ん』の法則」なるものが一部で囁かれている。タイトルが「ん」で終わる作品は話題作になるというものだ。化け物ドラマの「おしん」はもちろん、01年前期「ちゅらさん」、11年後期「カーネーション」、13年前期「あまちゃん」、同後期「ごちそうさん」、14年後期「マッサン」などのほか、最近では23年前期「らんまん」もそうだ。

 縁起のいいタイトルだけに、朝ドラ・ヒロインを目指す女優であれば、今回の「あんぱん」も喉から手が出るほど手に入れたい作品に違いない。今回は今田がその座を掴んだが、実は、ネット上ではもう1人の女優の名前もあがっていた。

「小芝風花です。ネット上では《そろそろ小芝風花あたりと思っていたけど》《小芝風花ちゃんはまだなの》など、『小芝風花待望論』が出ています。小芝は19年5月配信の『Smart FLASH』で、朝ドラのヒロインを目標にしていることを明かしています。15年後期の朝ドラ『あさが来た』でヒロインの娘役を好演するなど、NHKへの貢献度も大きい。22年後期の朝ドラ『舞い上がれ!』は、ヒロインが東大阪生まれの設定だったこともあり、大阪出身の小芝が有力候補に上がっていましたが、この時も女優の福原遥がオーディションで選ばれています」(芸能記者)

「次こそ、小芝」は、ファンにとってはもはや合言葉であり、積年の願いとなっているようだ。

(石田英明)

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