NHK紅白が洋楽路線に!? クイーンの次に出演する「レジェンド級欧米人アーティスト」とは

 ジャニタレ不在となった大晦日のNHK紅白歌合戦に、英国出身の伝説的ロックバンド「クイーン+アダム・ランバート」が特別企画枠で主演することが話題だ。

 ボーカルのフレディ・マーキュリーは91年に45歳の若さで亡くなったが、12年からアダム・ランバートが新ボーカルとして加入し、以後は精力的にワールドツアーをこなしている。世界各地でのライブはすぐさまソールドアウトするなど、その人気はいまだ衰えることがない。

 クイーンが「主役なき紅白」と言われた紅白の主役に躍り出たのは間違いないが、業界ではこれを機に「紅白が外国人路線にカジを切る可能性がある」との噂も流れている。

「NHKにとってクイーンを出演させたことはかなりの自信になったようです。日本人アーティストでも大物クラスは紅白出場を渋る者も多く、同じように交渉が大変なら、いっそ中高年に人気のレジェンド級の欧米人アーティストにオファーを、と考え始めているようです」(レコード会社幹部)

 実は、過去の紅白にも欧米のトップアーティストが出場した年がある。90年にはシンディ・ローパー、「サイモン&ガーファンクル」のポール・サイモンなど6組、翌91年にもサラ・ブライトマンやアンディ・ウィリアムズ、ベンチャーズなど5組が出場している。

「バブル景気の余韻が残るこの時期は洋楽が大人気でCDも飛ぶように売れていました。また、当時はベルリンの壁崩壊やソ連解体など世界情勢が大きな分岐点を迎え、そういったことも影響したようです。今回はジャニーズ不在の穴を埋めるための話題作りとも言われていますが、外国人アーティストには親日家も多く、衛星中継でもOK。さらにプロモーションにもなるため、タイミングさえ合えばオファーを受けるのではと見ているのです」(前出・幹部)

 実際、すでにNHKが狙っていると噂されるアーティストが何組か存在するという。

「ローリングストーンズやボン・ジョビ、マドンナなどは昔から噂があります。また、16年の紅白にビデオメッセージのみで出演したポール・マッカートニーにも継続してオファーを出しているようです。11月にはAI技術を駆使したビートルズ4人による27年ぶりの新曲もリリースされましたし、存命のリンゴ・スターと2人での出演が期待されます」(前出・幹部)

 名前の挙がっているどのアーティストでも、実現すれば大きな話題になるのは間違いないだろうが、果たして…。

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