「ハマス幹部を皆殺しにする」イスラエルが新設した最強暗殺部隊「ニリ」の正体!

 イスラエルの治安維持や情報活動などを担う機関「シンベト」が、イスラム組織ハマスの幹部や戦闘員殺害に特化した特殊部隊「ニリ(Nili)」を新設した、とイスラエル現地メディア「エルサレム・ポスト」や「タイム・オブ・イスラエル」が伝えた。

 報道によれば、「ニリ」という名称は、「イスラエルの永遠なる者は嘘をつかない」というヘブライ語の略語で、第1次世界大戦中、オスマン帝国に対抗したユダヤ人諜報組織に由来するという。

「部隊の規模など詳細については明らかにされていませんが、従来の空爆による攻撃を担う部隊とは別動隊で、諜報の専門家と作戦部隊から構成され、ハマス戦闘員や指導部だけをターゲットに、その殺害を遂行する部隊だとされています。報道では、すでにニリは、10月7日のイスラエル攻撃に関わったハマス幹部の名前と顔を特定済みで、『間違いなく1人残らず抹殺する』という関係者の談話を伝えています」(全国紙国際部記者)

 イスラエル側の情報によれば、7日の奇襲攻撃を計画・実行したのは、ハマスの軍事組織アル・カッサム旅団のムハンマド・デイフ最高司令官と、ガザ地区の政治指導者ヤヒヤ・シンワルで、現地メディアは「ニリが最初にターゲットにするのはこの2人である可能性が高い」と報じている。

 テロ行為を行うハマスのアル・カッサム旅団は、それぞれが4、5人のグループで形成され、それを束ねる小隊、中隊、大隊という組織形態になっているという。だが、その上の幹部はといえば、

「ハマスの実働部隊はガザ地区にいるものの、幹部たちは常に命を狙われていることもあり、安全なカタールにいて、そこから指示を出しているとの話もあります。そうなると、追跡が難しくなる可能性もあるでしょうね」(前出・記者)

 最強暗殺部隊の登場で新局面を迎えた戦闘。終わりの見えない攻防はさらにエスカレートするのか、あるいは、ニリの「仕事」によって収束に向かうのか…。

(灯倫太郎)

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