元マック原田氏が「ゴンチャ」社長就任で揶揄される“タピオカブーム”終焉

「タピオカミルクティーで知られる台湾茶カフェ『ゴンチャ』を運営するゴンチャ・ジャパンは、アップル日本法人、日本マクドナルドHD、ベネッセHDで社長を歴任した“プロ経営者”の肩書でも知られる原田泳幸氏を12月1日付で会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)に就任させると発表。これにネット上では、驚きの声が上がっているんです」(飲食店コンサルタント)

 ゴンチャは06年に台湾で創業した台湾茶専門のカフェだが、現在は韓国法人ゴンチャ・コリアによって買収された実質韓国企業で、韓国を中心にアメリカ、イギリス、オーストラリアなど世界17カ国に約1100店を出店。日本では15年に1号店を原宿にオープンさせ、現在は50店舗以上を展開する人気のカフェだ。
 
 同店は昨年からのタピオカブームに乗り急速に店舗数を拡大させていたのだが、ここへ来てその大ブームのピークも過ぎ、今後はますます下火になると見られている。そんな中での原田氏のゴンチャの会長件CEO就任発表だったことから、ネット上では、《今タピオカやるってプロ経営者は凄い》《完全に下り坂なのに引き受けるって、確かに原田氏くらいしかいないのかも》と驚きの声が上がる一方、《タピオカブームにとどめ来たな》と原田氏の就任によってタピオカブームが終わるとする声も見られる。
 
「原田氏は有名企業の社長を歴任していますが、マクドナルド時代には退任直前に鶏肉の使用期限偽装問題や異物混入事件が起こり過去最大の赤字を記録、またベネッセでは就任早々に個人情報漏洩問題が発生するなど不運続きで、一部には“疫病神”とあてつける声もあるのです。そんな原田氏が今度は下火のタピオカ店の経営をおこなうということで、《タピオカブームのおくりびとになる》などの心無い意見もみられています」(経済ジャーナリスト)

 プロ経営者の手腕をぜひ発揮してもらいたいものだ。

(小林洋三)

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