炎上ダメージなし! 山下達郎アルバムがオリコン1位・2位独占

 日本の芸能史を揺るがす最大のスキャンダルといっても過言ではないジャニー喜多川氏の性加害問題。ついには国連も調査に乗り出し、海外でも大きく報じられている。だが、そんな状況下でも擁護派の業界関係者は少なくないと言われている。

 なかでも世間を驚かせたのはシンガーソングライターの山下達郎だろう。7月9日、自身のラジオ番組でジャニー氏に対し、「功績に対する尊敬の念は今も変わっていません」「心から恩義を感じています」と語っている。
 
 ただし、衝撃だったのは「このような私の姿勢を忖度、あるいは長いものに巻かれているとそのように解釈されるのであれば、それでも構いません。きっとそういう方々には私の音楽は不要でしょう」と述べた部分だ。
 
 まさかの〝気に入らないなら聴くな〟発言にネットでは大炎上。メディアもこぞって取り上げ、それまで芸能ニュースを独占していた広末涼子の不倫騒動を隅に追いやってしまったほどだ。

 また、ファンと思われる人たちの《CDを処分した》《コンサートにはもう行かない》などのバッシング投稿も多数見られ、不買運動への発展を懸念する声もあった。ところが、先日再発売されたリマスター版アルバムの「SPACY」と「CIRCUS TOWN」は、8月1日付のオリコンデイリーアルバムランキングの1位・2位を独占。炎上騒動がセールスにまったく影響しなかったことを自ら証明した。

「彼は2000人程度の規模の会場でしかコンサートを行わず、会場によっては10倍やそれ以上の申し込みがあります。今回の騒動で仮にファンが減ったとしても興行に影響はなく、それどころか『チケットが入手しやすくなる』と歓迎するファンさえいます」(音楽誌編集者)

 炎上したからといって必ずしもダメージを被るわけではないようだ。

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