SPEEDやMISIA、宇多田ヒカルらを手がけた音楽プロデューサーで作詞・作曲家の松尾潔氏が、芸能事務所「スマイルカンパニー」からマネジメント契約を解除されたことを7月1日、自身のTwitterで明らかにした。
松尾氏はマネージメント契約が途中で終了になった理由について「私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です」と明かすと、「私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です」と心境を明かし、「今までのサポートに感謝します。バイバイ!」と記した。
芸能ライターが説明する。
「松尾さんは出演番組でジャニーズ事務所の故・ジャニー喜多川前社長の性加害問題についてコメントしていました。とはいえ特に厳しく批判していたわけではなく、他のコメンテーターが指摘しているレベルで疑問を呈しただけという印象です。とはいえ『スマイルカンパニー』はジャニーズとのつながりが深いですからね。会社として問題にしないわけにはいかなかったのかも知れません」
「スマイルカンパニー」は音楽プロデューサーの前社長が、山下達郎の楽曲管理などを目的に立ち上げた会社。所属アーティストは山下の他、山下の妻の竹内まりやらがいる。前社長は過去に近藤真彦のサポートを務めたことでジャニーズ事務所との関係を深め、こうした背景から山下もジャニーズとつながりができた。
松尾氏契約解除の報にネットでは「山下達郎も賛成したとかガッカリ」「達郎さん、音楽に真摯に取り組む印象だったのに」といった反応が起きている。
「松尾さんは『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)などに度々出演し、独自の音楽観による洞察に富んだ解説で、ファンも多かったので残念ですね。事務所との契約は切れても、多くのメディアで彼の音楽に対する深い知見と、アーテイストにまつわる興味深い話を、これまで同様に聞かせてもらいたいものです」(前出・芸能ライター)
山下がこの件について発言することはあるのだろうか。
(石見剣)