マクドナルド、ロッテリア…バーガーチェーンの「ハワイキャンペーン被り」は問題ではないのか

 7月26日、日本マクドナルドは夏の恒例となっているハワイキャンペーンを開始し、「ハワイやんバーガーズ」などの期間限定商品が早くも話題となっている。今年は「マクドナルド」以外にも「ロッテリア」や「J.S. BURGERS CAFE」がハワイキャンペーンを実施しているが、キャンペーン被りは客の取り合いでお互いに不利にならないのだろうか?

「マクドナルドでは2015年にハワイ州観光局が初めて公認した『ワールドマック ハワイ』 を実施して以降、毎年夏にハワイキャンペーンを行っています。今年は定番の『チーズロコモコ』『ガーリックシュリンプ』に加えて、新商品の『ザク切りポテト&ビーフ クリーミーハラペーニョ』『シャカシャカポテト サワークリームオニオン味』など全7商品がラインナップされています」(フードライター)

 ロッテリアは昨年に続いて、日本にいながら気軽にハワイ旅行気分を楽しめるフェアとして「ハワイアンスタイルカフェ」を開催。「BBQパイン絶品チーズバーガー」「ハワイアン風アボカドエビバーガー」「ロコモコ絶品チーズバーガー」など6商品を発売している。また、J.S. BURGERS CAFEも「Hawaiian Days」フェアを13日より開始し、「クラシックハワイアンバーガー」「ガーリックシュリンプサラダ」など全5商品を期間限定で提供している。

「ハンバーガーチェーン3社が同じキャンペーンを実施すると、他のチェーンと比べられて不利になるところも出てきそうですが、むしろ相乗効果の方が強いと考えられます。最近では、他のバーガーチェーンのキャンペーンに相乗りするところも多く、昨年の秋にはマクドナルド、ロッテリア、ケンタッキーフライドチキン、モスバーガー、コメダ珈琲などが次々と月見バーガーを販売。多くの人がいろんなお店の月見を食べ比べし、昨年が初参戦となったモスバーガーの『月見フォカッチャ』は想定を超える売上を記録。販売が休止になるほどでしたからね」(経済ジャーナリスト)

 夏はハワイが定番となり、今後はさらに相乗りするハンバーガーチェーンも増えるかもしれない。

(小林洋三)

*画像は「チーズロコモコ」

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