市川猿之助容疑者が母親の自死を手助けしたとして警視庁に逮捕されたことを受け、同容疑者の出演作品が続々と配信停止となっている。NHKでも、猿之助容疑者が一部でも出演していれば、停止処置を取るという。
「NHKは先日、猿之助が出演した大河ドラマ『鎌倉殿の13人』『龍馬伝』『風林火山』などを、随時配信停止していくと発表しました。『龍馬伝』の場合、猿之助が出演したのは最終回のみなのですが、全48回すべての配信を止めるとのこと。この厳しい対応にネットでは、《作品に罪はない》と批判が巻き起こっています」(テレビ誌記者)
劇作家・鴻上尚史氏もNHKの対応に対し、ツイッターで「この種類のニュースを見るたびに、いったい誰が得する判断なのかと思います。スポンサーが決めるCMじゃないんだから。NHKさんは、どうか配信停止をしないという英断で、愚かな連鎖を止めて欲しいと思います」と苦言を呈した。
さらにジャーナリストの江川紹子氏もツイッターで「過去作品の配信は、視聴者が任意に選択して視聴するもので、見たくない人は見なければいいだけ」と反応した。
そんな中、猿之助容疑者が過去に出演したある映画がネットで注目を集めている。
「猿之助は市川亀治郎時代、吉高由里子主演の映画『蛇にピアス』に刑事役として出演していました。同映画といえば、今ではトップ女優の吉高が、バストトップや大胆ベッドシーンを披露した貴重な作品です。それが今回、猿之助の影響で封印の可能性が浮上しているため、ネットでは《吉高ちゃんの体当たり演技が見られなくなるのは文化芸術の損失だ!》《大河や「半沢直樹」が消えても、『蛇にピアス』だけは残すべき》などの声があがっているんです」(前出・芸能記者)
猿之助容疑者の関わったすべての作品が消えるわけではないだろうが、思わぬ余波に共演者のファンは気が気ではないようだ。