東京湾の魚が美味しい理由とは? マツコが持論「ちょっと汚いから…」

 タレントのマツコ・デラックスが5月29日、月曜コメンテーターを務める「5時に夢中!」(TOKYO MX)に出演。東京湾の魚、とりわけアジが美味しい理由について持論を語った。

 番組では、人気飲食店やテーマパークのアトラクションの待ち時間についてトークを展開。月曜コメンテーターで投資家の若林史江氏が、神奈川県の横浜・八景島シーパラダイスに子供と行った際、釣った魚を調理してもらうのに1時間待ったことを明かした。

 マツコは「あの海で釣った魚を1時間も待って食べようとしていることが恐ろしい」と引き気味だったが、若林が釣り堀で釣った魚であることを告げ、マツコもひと安心。すると、マツコは話題の矛先を変え、「東京湾って、ちょっと汚いから美味しいんだって、お魚が。きれいなところの水だと(魚が)筋肉質で、味があまり濃くない。人間が排泄した栄養を(エサにしているから美味しい)」と持論を展開し、「東京湾では回遊しないアジがいるのよ。だから脂が乗っている。いいもん、食っているのよ」と説明した。

「マツコが言っているのは、東京湾の金アジだと思います。金アジは回遊せず、東京湾の豊富な栄養素をエサにしていることから脂の乗りが非常によいことで知られています」(釣り誌ライター)

 では、東京湾の〝汚れ〟はどうか。

「東京湾の汚れの大きな原因は、トイレや台所などの生活排水です。東京都の多くの下水道では、生活排水と雨水は1本の管にまとめられています。大雨が降ると汚水の処理が間に合わず、そのまま川へ流れ込み、東京湾の汚染の一因となっています」(前出・釣り誌ライター)

 東京湾の水質改善は進んでいるので、もちろん、そこで育った魚を食べても問題はない。マツコにも金アジを食べていただきたいものだ。

(石田英明)

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