発売から20年にわたり愛されてきた日清カップヌードルの定番の一つである「カップヌードルしお(SiO)」が、現在の在庫がなくなり次第販売終了となることが明らかとなった。2月27日に「カップヌードルねぎ塩」が新発売されることに伴うものだが、ネット上では「しお」の終売を惜しむ声が相次いでいる。
「しお味は、71年に誕生したしょうゆ、73年のカレー、84年のシーフードに続く定番商品として2003年に発売が開始されました。チキンの旨味にハーブの香り、ブラックペッパーをきかせた洋風しお味が特徴ですが、残念ながら他の定番と比べ店頭で見かける機会は少なく、もともと買いたくても買えなかったという人も多かったようです」(カップ麺愛好家)
新たに発売されるという「ねぎ塩」は、洋風しお味から和風しお味へと変更された「コク旨」 な鶏塩スープが特徴で、こちらも人気を集めそうだが、
「しおの終売には《完全になくなるのは本当に残念》といった声もネット上に多く寄せられています。ただ、しおについては03年に初代が発売されて以降、エキストラバージンオリーブオイルやレモン、炭火焼チキンが入るなど試行錯誤が続いていたようで、『結局は初代の一番シンプルな味付けが好きだった』という意見も多く、久しぶりに食べてガッカリした人も少なくなかったようです。今後は洋風から和風へ大きく路線変更されますが、しおファンとしてはそのあたりが不安なところ。次こそは迷走することなく新定番に育ってほしいですね」(前出・愛好家)
なお、日清の広報によると今後しおの再販の予定はないとのことだが、リクエストが多ければ初代しおが、いずれ限定復活することもあるかもしれない。
(小林洋三)