テレビ東京系列で放送されているバラエティー「ナゼそこ?」。かつては「世界ナゼそこに?日本人」と題して辺境の国で暮らす日本人を取り上げてきたが、近年はコロナ禍もあって、日本国内の秘境で暮らす日本人を取り上げている。テレビ朝日系列の「ポツンと一軒家」と並ぶ人気の秘境番組だ。
12月8日放送回で「超山奥で暮らすスゴイ人GP」と題して取り上げたのは、京都から島根の山奥に移住したという女性Yさん。「家賃3000円」という破格の値段で広大な山付きの物件を借り、1歳の息子と2人暮らし。夫とは「円満な別居生活」を送っているという謎の多い暮らしぶりにカメラが密着した。
夫と別居している理由については後で明らかになるのだが、番組でYさんが紹介されるとネット上では《1歳の息子と山奥で…しかし美人だな》《美人ママさんこんな山奥で大丈夫?》《集落中が歓迎するのもわかる》などと大バズり。
Yさんの家には1歳の息子に加えて、猟師さんから譲ってもらったという犬が暮らしていた。そこで「家族がもう一人いて…」「ハイブリッドウルフのライラちゃんです」とYさんが紹介したのが柵で覆われたところで飼われているオオカミ犬。Yさんによればオオカミの血が80%〜90%流れているという。とてもおとなしい性格とのことだが、食欲はいたって旺盛。1.5キロの鹿肉にガブりつくシーンが流れると、スタジオの新井恵理那や陣内智則が驚きの声を上げていた。
VTRの中で取材スタッフが「不思議な暮らししてますね」と尋ねると、Yさんは「私もオオカミみたいな…一匹狼みたいな感じかもしれない」と語っていたが…ネット上ではツッコミの声が多く寄せられていた。
「幼い子を連れて山奥に移住してきた美人のお母さん。さらに家にはオオカミ犬。集落の住民にかわいがられ、野菜をもらっているシーンが流れると、12年に公開されて大ヒットした細田守監督のアニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』との類似点を指摘する声が続出。《それはおおかみこどもだ!》《おおかみこども観たくなった》《オオカミ犬のくだりで細田アニメ思い出したわ》といったコメントが見られました。ただ、アニメでは主人公一家の妻は夫と死別する設定ですが、『ナゼそこ?』では別居。しかも仕事上の理由で“円満別居”ということで多くの視聴者が胸をなでおろしたかもしれません」(ネットライター)
事実はアニメより奇なり!? 秘境母子にはおだやかな生活を続けてもらいたい。