8月8日の深夜、『そこ曲がったら櫻坂?』(テレビ東京系)にて櫻坂46の3枚目シングル『流れ弾』のフォーメーションの発表が行われた。
ここで話題となったのが1、2枚目ともにカップリングセンターを務めた藤吉夏鈴が3列目となり、櫻エイト(表題曲とカップリング曲で1、2列目となる8人)から外れ、バックスメンバー(3列目メンバー)となったことである。
「1stシングルで藤吉がセンターを務めたカップリング曲『なぜ 恋をして来なかったんだろう?』のYouTube再生回数は、表題曲『Nobody’s fault』の再生回数を大きく超える人気曲となっています。曲や歌詞が良いだけではなく、曲と藤吉の雰囲気がマッチしていたからこそファンを惹きつけたわけです。そのような独特の世界観を出せる藤吉は今回の3枚目シングルのセンターなのではという予想もされていました。それだけに櫻エイト落ちはかなり衝撃的です。Twitterでも、センターとなった『田村保乃』よりも『夏鈴ちゃん』がトレンド入り。当然、藤吉はカップリングのセンターにもならないわけですから、藤吉のファンは相当落ち込んでいるでしょう」(芸能ライター)
人気メンバーの藤吉が何故カップリングセンター落ちだけでなく櫻エイト落ちまでしたのだろうか。考えられる理由があるという。
「櫻坂46のフォーメーションは前作のミート&グリート(握手会に代わって行われているオンライン形式のもの、以下ミーグリ)の完売成績が大いに反映されているようです。今回センターに抜擢された田村保乃は2ndシングルのミーグリの完売が一番早かった。次点が森田ひかるでその次が渡邉理佐です。この3名が3rdシングルのカップリング曲でセンターを務めることから、いかにミーグリの成績が重要か分かります。成績4番目からは順に菅井友香、渡辺梨加、大園玲、小林由依、土生瑞穂、守屋麗奈、山﨑天です。このうち大園玲と守屋麗奈以外は櫻エイト入りしています。純粋にミーグリの成績だけではないでしょうが、かなり反映されていますね。山﨑の次は小池美波で、小池は櫻エイト落ちしています。この2人はともにミーグリが4次完売となっていますが、ここがボーダーだったようです。山﨑は坂道グループ最年少ということもあり、運営にとっては大切な存在とも言えますから、櫻エイト入りは納得です。そして、藤吉は6次完売。選抜入り(表題曲を披露するメンバー)した中では二番目に成績が悪い。これではバックスメンバーになってしまうのも無理はないのかもしれません」(アイドル誌ライター)
乃木坂46では人気メンバーは多忙のためミーグリ不参加であり、ミーグリの成績が選抜基準の直接的要因にはならなさそうだが、日向坂46の場合もミーグリの成績は選抜に影響してくることが多いという。AKB48グループのようにファンによる投票制度がないため、世間での人気ランキングをミーグリや握手会での完売成績で計るのは必然かもしれない。
「藤吉のように独特の世界観を出せる人材は貴重なので3列目にしてしまうのはもったいない。しかし、今回の櫻エイト落ちでファンの応援心理を掻き立てることになるでしょうから、次のミーグリでは早々に完売となるかもしれません」(前出・アイドル誌ライター)
選抜発表があってからまだ藤吉の公式ブログは更新されていない。しかし相当悔しい思いをしていることだろう。藤吉のみならず、今回のシングルやミーグリにもメンバーは強い思いを掛けていることは間違いない。メンバーがこれからどんな姿を見せてくれるのか楽しみにしたい。