「珍味売り」「変な団体」玉川徹氏が“京大卒”の肩書きで統一教会を一刀両断

「珍味売りだったんですよ。珍味売りとかやってる変な団体」

 学生時代のエピソードとして、旧統一教会関連団体をバッサリ一刀両断にしたのはテレビ朝日の玉川徹氏。9月23日放送の情報番組「羽鳥慎一 モーニングショー」では、前日に行われた教団の会見を振り返り、ゲストのジャーナリスト・鈴木エイト氏とともに意見を交わした。

 会見の場に姿を見せたのは、1992年の合同結婚式で、元新体操日本代表の山崎浩子氏の婚約相手として脚光を浴びた元証券マンの勅使河原秀行氏だった。

 勅使河原氏について、「実は同じ時期に京大の農学部で一緒だったんです」と明かしたのは玉川徹氏。友人が一緒のクラスだったそうだが、同一人物であるかどうかはわからないという。ただ、「京大の農学部出身で同じくらいの時期にいたっていうのは間違いなくて」と語り、「京大卒」という学歴が広告塔に利用された可能性について触れた。
 
 その後、「改革案」を示したくだんの会見に「反省」の色はあまり見えず、むしろメディアへの「反発」「反感」が顕著だったとして「何してるんだろ、何のための会見なんだろう」と苦言を呈した玉川氏。問題になっている霊感商法についてもこう持論を展開した。

「僕が大学の頃にはですね、それこそ勅使河原さんが大学にいた頃の話ですけど、原理研(原理研究会)っていえばですね。珍味売りだったんですよ。だから“珍味売りとかやってる変な団体”がいるから気をつけろ、っていうのが我々の仲間内での話だったわけですよ」

 さらに旧統一教会の教義に「日本の原罪」「韓国に尽くさなければいけない」という内容が根本にあることに触れて、「お金が入ってくればいいわけですよね」としたうえでこう語った。

「霊感商法であれ、献金であれ、珍味売りであれ、なんでもいいんですよね。だから、そこが変わってない限りは、『先祖の因縁に結び付けることはやりません』と言ったら、それはある種のビジネスモデルであって、別のビジネスモデルを作って、とにかくお金を吸い上げるっていう形は変わらない」

 さらに玉川氏は「程度が過ぎれば過度になりますよ」と、教団側が示した改革案に疑問を呈した。その後、地方ではお寺の檀家が減っている現状に触れて、「宗教法人格を返上するみたいなことはあるんですね。現実として」と、自主返上について触れた玉川氏。MCの羽鳥慎一も「宗教法人格を返上しますということになると、ちょっと『ああ、そうなんだ』って周りの評価も変わってくるかもしれませんね」と述べ、鈴木エイト氏も「(教団会見で)そのくらいのことを言えば少し評価はあったと思いますね」とコメントした。
 
 玉川氏の教団批判はSNSでも評判のようで、《自主解散まで突っ込むとは玉川さん今日はグッジョブだね》《珍味売り…そういえば前の職場に来てたな》《珍味売りで教団を一刀両断した玉川さん》といったコメントが見られた。霊感商法、もしくは霊感商法的な被害がなくなることを願ってやまない。

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