「1点差ゲーム」に圧倒的に強いヤクルト、2位は意外にも…

 9月10日、神宮球場で行われたヤクルト対広島で、ヤクルトが3回に12失点し、試合は15対7で大敗。この日を含め、今季のヤクルトは2桁失点が全部で9試合あり、戦績は1勝8敗。この1勝は6月26日の巨人戦だ。9回、巨人に1点差に詰め寄られるも、11対10と接戦を制す。負けるときは大量失点するが、僅差での勝率は勝負強さの証明ともいえる。
 
 9月11日現在、セ・リーグ公式戦、セ・パ交流戦における1点差ゲームのヤクルトの勝敗を振り返ってみよう(カッコ内は点差に関係なく月間の勝敗)。
 
3月 0勝0敗(3勝3敗)
4月 6勝2敗(12勝9敗)
5月 4勝2敗(16勝7敗1分け)
6月 4勝2敗(19勝4敗)
7月 1勝2敗(7勝13敗)
8月 2勝4敗(12勝11敗1分け)
9月 1勝0敗(4勝4敗)
 
「1点差ゲーム」は18勝12敗(通算73勝51敗2分け)。6月までの好調とは打って変わり、1点差で初めて負け越した7月は全体で見ても不調だったことがわかる。さらに、他5球団の1点差ゲームの勝敗を見ると‥‥。
 
DeNA 21勝20敗
阪神 18勝22敗
広島 18勝23敗
巨人 18勝13敗
中日 20勝20敗

 投打がかみ合わず、勝負弱いと揶揄されている巨人が、意外にもヤクルトに次いで勝ち越している。新守護神・大勢の功績がものをいっているのかもしれない。
 
(所ひで/ユーチューブライター)

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