崎陽軒のシウマイ弁当「おかず変更」にダメ出し殺到「これはもう別物」まで出た!

 シウマイでお馴染みの「崎陽軒」は、8月17日〜23日までの1週間、「シウマイ弁当」に入っている「マグロの漬け焼」を「サケの塩焼き」に変更すると発表した。魚のおかずが変更されるのは59年ぶりという。

「1954年の発売から今もなお愛され続けるシウマイ弁当は、1日に平均2万7000食売れる同社の看板商品で、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客に差し入れされたことでも話題になりました。崎陽軒によると、コロナ禍の世界的な物流の混乱で原材料のマグロを確保することが難しくなったといい、1週間限定でサケの塩焼きに変更することを決めたといいます」(社会部記者)

 10日に放送された「THE TIME,」(TBS系)では総合司会を務める安住紳一郎アナが「むしろ、この1週間で崎陽軒のお弁当を食べてみたい気がしますけどね」と語るなど、1週間限定でしか食べられないシウマイ弁当のサケの塩焼きを楽しみにする声もあるのだが、その一方でこんな意見も…。

《シウマイ弁当ほど完璧なものはないと思っていて、なにか1つ足してもダメだし、なにか1つが欠けてもダメ。ましてやマグロがサケなんてありえない》

《たとえ1週間でもシウマイ弁当のおかずが変わるなんて横浜市民にしたら大事件。シウマイ弁当にはマグロじゃなきゃダメなんだよ》

《マグロがサケになったら、それはもう別物になってしまう》

 ファンからは落胆の声が相次いだのだ。

「シウマイ弁当は横浜市民のソウルフードとも言われるほどで、小さい頃から変わらぬ味に親しんでいた人が多いこともあり、変更が許せないという気持ちになるのでしょう。特にマグロの漬け焼はシウマイ弁当の中でも人気の高いおかずで、他ではなかなか見られないメニューということもあります。ただ、今後も原材料費やエネルギー価格の高騰でマグロの仕入れがままならなくなる可能性もありますね」(フードライター)

 落胆するファンを尻目に、今後はサケの塩焼きが「スタンダードなおかず」となる日が来るかもしれない。

(小林洋三)

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