島田陽子、急逝で浮上した「納骨問題」を住職に直撃

 7月25日、女優の島田陽子さん(享年69)が大腸がんによる多臓器不全で亡くなった。80年代に「国際派女優」として名を馳せながら、話題になった写真集の出版や艶ビデオ出演など波乱の人生を送った。〝魔性の女〟は今も周囲を騒がせているようで‥‥。

 元マネージャーの福島浩一朗氏が語る。

「島田さんの遺体は、亡くなった渋谷区の病院から都内の葬儀社に運ばれて保管されています。一部のメディアで、島田さんにドレスを着せて密葬の後に火葬したと報じられていますが、これは完全なるデマ。そもそも、遺体を預かっている渋谷区役所に遺族から死亡届が提出されておらず、火葬の許可証も発行されない状態です」

 71年にヒロインに抜擢された「続・氷点」(NET)を皮切りにスター女優の仲間入りを果たした島田。「われら青春!」(日テレ系)や「白い巨塔」(フジ系)などの話題作を経て、80年にアメリカのテレビドラマ「将軍SHOGUN」(米NBC)に出演することで日本人女性初のゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞。しかし、このような輝かしい功績を残したにもかかわらず、訃報から1週間が経過しても荼毘に付すどころか葬儀すら行われていないのが現状なのだ。このまま身元引受人が現れなければ無縁仏になってしまうが、前出・福島氏は生前の意外なプランを口にするのだ。

「実は埼玉県本庄市にある『長泉寺』に埋葬する計画があります。ここは、20年に亡くなられた島田さんの母親の遺骨を納める目的で購入した墓があるのです。もちろん、遺族からの承諾が必要ですが、生前の島田さんの意思は確認済み。『実家の墓には入りたくない』と頑なでした。深くは存じていませんが、遺族の方とは長く距離を置かれていたようです」(前出・福島氏)

 晩年連れ添った母親の遺骨は自宅に祀られているという。「長泉寺」の住職に直撃してみると、

「かねてから『きちんと埋葬しないと一緒に連れてかれてしまうよ』と伝えていたのですが、島田さんの意向もあって、納骨と建墓は先送りに。体調が芳しくない時点で、無理にでも納骨させるべきでした。ちなみに、墓石は名前の部分を彫る工程を残して石材店に保管されています」

 92年に発売したオール脱ぎ写真集「KirRoyal」(竹書房)が累計で55万部を超える大ヒット。11年には艶系ビデオに出演する波乱万丈の芸能人生を歩んできた。

「日本のスケールに収まりきらない女優でした。車の運転が大好きで、東名高速道路を160㌔のスピードでかっ飛ばすんです。本人は、『アメリカでは普通よ』と平気な顔。それでも、お高くとまることはありません。スナックでも、他のお客さんからリクエストされて『サザンオールスターズ』の『君こそスターだ』を歌ってくれるフレンドリーな一面もありました。主演映画『エヴァーガーデン』の公開を待たずして天に召されたのが、誠に無念でなりません」(前出・福島氏)

 天国から映画の成功を祈っているに違いない。合掌。

*「週刊アサヒ芸能」8月18・25日号掲載

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