7月28日に放送された情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)で、MCのフリーアナウンサー・宮根誠司が“食いついた”ことによって、明治が発売しているスナック菓子「カール」がにわかにクローズアップされた。
この日のニュースコーナーは、東京の日本テレビ報道フロアから同局の森富美アナが担当。その中で、明治がスライスチーズやカールなど56品目を9月出荷分から順次値上げすることを伝えた。理由は原料価格や物流費の高騰とのこと。
カメラがスタジオに切り替わると、宮根は「こちらのスタジオからは『カールもか…』」という声が上がったことを伝えた。森アナが「東京で買えませんから」と言うと、宮根は「えっ、カールって、東京では売ってないの?」と知らなかった様子。森アナは「売ってないです」と答えると、宮根は「え、なんでなんですか?」と追及。森アナが「なんででしたっけ? 地域限定に変わったんですよね」と答えると、宮根は「えっ、東京ってカール食べられへんの?」と、まだ信じがたい様子。状況を飲み込めたあとは「かわいそう。カール、とまらんよ。じゃあ、関東に行ったときはカール持って行けば喜ばれる」と同情して締めた。
ネット上では「数年前から関東では買えなくなっているけど…」「カール買えなくなってからずいぶん経つけど知らなかったの?」「カールが東京で買えないことを知る宮根、情弱かw」などとツッコミのコメントが書き込まれたが‥‥。
「カールはスナック菓子の競争激化による販売低迷などを理由に、中部地方以東での販売を2017年8月で終了。以後、関西地域以西での限定販売となっています。本来は全国的に販売を中止せざるを得ない状況でしたが、四国工場のみで生産を継続。物流のコストなどを考えると、西日本限定にしたほうが効率よく、そのため東日本での販売が終了したという経緯があります。ただ、普段お菓子に縁遠い年配層には、カールが売り場にないことを知らない人も多いですね。ましてや関西の宮根さんが知らなくても無理はないでしょう」(情報誌ライター)
今回の宮根の「カール、とまらんよ」効果によって、販売地域の巻き返しがあるかもしれない。
(石田英明)