お見送り芸人しんいち、「水ダウ」で罵倒した先輩・永野との関係修復が絶望的に

 お笑い芸人のお見送り芸人しんいちが、事務所の先輩芸人である永野の悪口をこれでもかというぐらいに吐き散らかし、話題となっている。

 舞台となったのは先月29日に放送されたバラエティ番組「水曜日のダウンタウン」(TBS系)。「陰口引き出し王決定戦」と題し、仕掛け人を務める芸人が宴席で後輩芸人たちに理不尽な説教をしてから席を外し、後輩たちの悪口を誘うというレース企画だった。

 カンニング竹山、インパルス・堤下敦ら4人がチャレンジ。いずれも後輩たちの悪口を見事に引き出していたが、中でも大トリを務めた永野は1時間以上しっかり説教を垂れ、十分な仕込みをした甲斐もあり、陰口の激しさはダントツ。その様子を見ていた永野本人も「もうこれ…きついんですけど」と、だいぶ堪えた様子を見せていた。

 特に永野のメンタルを傷つけたのがしんいちで「(永野が)カリスマやと思ってました? 尊敬してるフリはしてました」「あの人はめちゃくちゃ足引っ張ります」「マジ距離とった方がいい」「元々無理や思ってたけど、今日でマジで無理になりました」「人間的な部分ではグッと好きになれないところがあった。だから、ご飯とかは絶対行かないようにしてました」「小汚いのも嫌。ダッサイ靴ばっか履いてるし、靴下もパンツも汚い」など、ありとあらゆる方面から罵倒し続け、しまいには「マジで老害」というパワーワードをぶつけて、これでもかというぐらいにボロクソに叩きまくった。

 もはや言い訳のきかない内容とあって、番組スタッフからネタばらしされると、しんいちは「最悪…これホンマにあかんと思う、僕…」「いや、関係性とかも…」と、分かりやすく絶望した表情に。一方の永野も「いや…破綻しましたね、もう関係は」と絞り出すように告げ、自ら仕掛けた側ではあるものの、陰口を水に流すことは到底難しいという精神状態にあるようだ。

「案の定、放送後にはしんいちに対する批判コメントがSNS上に続出。しんいちも番組放送後にツイッターで『水曜日のダウンタウン… 結果的に… 見ていただいた方からの僕への陰口を一番引き出してしまいました… 今日から優しくかわいく頑張ります すみません』と謝罪していますが、未だ炎上状態です。今月3日に配信された『ABEMA的ニュースショー』(ABEMA)にて、番組MCの千原ジュニアからこの件をイジられていましたが、しんいちは『待ってください!モメたないんですよ!』と慌てていましたから、永野との関係は未だ修復されていないということでしょう」(エンタメ誌ライター)

 やはり平和的に解決するのであれば、永野との和解の機会を探るしかないが、相手が永野なだけにそれもなかなか難しいと前出のライターはこう続ける。

「しんいちも指摘していましたが、永野はとにかくプライドが高いんです。16年に出演した『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)では、落とし穴ドッキリを仕掛けられ、落とされた穴から露骨に不機嫌な空気を漂わせ、現場の木梨憲武に対して『意味わかんないんですけど』『ちょっと怒ってます。なめられてるな』と睨みつけるシーンが波紋を呼びました。あのとんねるずにマジギレした代償は大きく、以降、同番組に永野が出演することはなく、この件で永野はとんねるずに干されたと言われています。また、17年に生放送された情報番組『PON!』(日本テレビ系)では、同番組でお天気お兄さんとして出演するイケメン俳優の松本大志から頬を軽めにビンタされるくだりがありましたが、それにカッとなってしまった永野は何十倍もの威力のガチなビンタを3発ほど浴びせて、共演者2人が止めに入る放送事故もありました。永野は自身がバカにされたと感じた時には相手が大先輩だろうが、バラエティ的なノリの中でのイジリだろうが、関係なくブチ切れるフシがありますから、今回のしんいちの件は番組企画とはいえ、しんいちの本音ですから永野がそれを割り切れるとは思えません」(前出・エンタメ誌ライター)

 このまま放置していても自然に和解することはないと思われるだけに、どうにか番組で仲直り企画を実施して欲しいところだ。

(権田力也)

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