トラブル多発!?「メルカリ」電子チケット出品禁止に漂う“今さら感”

 フリマアプリを運営するメルカリは6月3日、出品物のガイドを改定し、電子チケットや電子クーポンなどの出品を禁止して削除対象にすると発表したが、これにネット上では呆れた声が相次いでいる。

「同社によれば、昨今、電子チケット等の一部取引において、『ダウンロードできない』『利用できなかった』等のトラブルが認められたといい、電子チケット、電子クーポン、QRコード、プロダクトコード、ダウンロードコード、電子コード等が出品禁止の対象となりました。メルカリでは、今年5月に不正に入手されたクレジットカード情報を使って購入された『よみうりランド』の電子チケットが大量に出品。チケットが無効化されたことで入園時にエラーが発生する事態が相次いだこともあって、今回の出品禁止を決めたとみられています」(社会部記者)

 これにネット上では、《今さらかよ…としか言いようがない。これまでメルカリは不正転売に引っかかる出品を通報してもスルー》《ダウンロードできない、利用できなかったというトラブルが認められたって、今までそんな問題何度だってあっただろうに》《そもそも電子チケットって転売防止を目的に作られたものなのに、なぜ今まで普通に転売を許していたのか疑問》など対応の遅さに厳しい意見が相次いでいる。

「2019年6月14日からチケット不正転売禁止法が施行されましたが、電子チケットや電子クーポンなどはスクリーンショットを撮影すれば簡単に転売することができてしまうため、同じ電子チケットなどを複数回転売するなど悪用して利用できなくなるトラブルも増えていました。そもそも、電子チケットなどの多くは有償譲渡を禁止しているため、メルカリの対応が遅いと思われるのも当然でしょう」(経済ライター)

 今後は、出品禁止に該当する商品の削除徹底をお願いしたいところだ。

(小林洋三)

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