人気はトップ女優級!?「チコちゃん」がギャラクシー賞受賞の快挙

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」の決め台詞で大人気の、ナイナイ岡村隆史がMCを務めるバラエティ番組「チコちゃんに叱られる!」(NHK)。2018年4月のレギュラー放送から着実にファンを増やし、2019年2月には娯楽部門で週間視聴率首位に躍り出るなど、お年寄りから子どもまで幅広い世代に支持されている。

 そんな功績を称えられ、今年5月には「第56回ギャラクシー賞」のマイベストTV賞グランプリを受賞。5月31日にその贈呈式が行われ、番組キャラクターのチコちゃんと共同テレビジョンの河井二郎ディレクターが登壇した。

「ギャラクシー賞とは、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために1963年に創設された賞。上期と下期があるのですが、チコちゃんが受賞したマイベストTV賞は、2018年10月から2019年3月末までの番組を対象に視聴者で構成されるオンライン会員155名と放送批評懇談会の会員200名の投票によって決定。昨年は『陸王』(TBS系)、2017年は『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)と2007年の創設以来ずっとドラマが受賞していたのですが、今回初めてバラエティの受賞。その意味でも快挙です」(芸能ライター)

 2位には綾瀬はるか主演のドラマ「義母と娘のブルース」(TBS系)、3位には女性人気が高かったドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)。どちらも放送時に大きな話題となったドラマを抑えての栄冠だ。

 チコちゃん人気はテレビに留まらず、「オリコン上半期“本”ランキング2019」の〈テレビ番組関連本〉部門で、ファンブック『チコっと冒険 First Eternal Five CHICO チコちゃんに叱られる!ビジュアルファンブック』が1位獲得。6月28日には早くも第2弾が発売される予定だ。

 番組に届くたくさんのハガキも丁寧に受け止めて制作しているという「チコちゃんに叱られる!」。そんなところも、世代を超えて視聴者のハートをガッチリつかんだ要因なのかもしれない。

(伊藤その子)

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