蒼井優を射止めた山里亮太に学ぶ「ブサイクな男のモテ術」とは?

 お笑い芸人、南海キャンディーズの“山ちゃん”こと山里亮太が女優の蒼井優と6月3日に入籍した。このニュースには、日本の多くの人が驚いたのではないだろうか。
 
 山ちゃんといええば、よしもとのブサイク芸人で3年連続1位となり殿堂入りし、モテないキャラとして有名。蒼井との結婚は「美女と野獣」そのもの。交際から2カ月というスピード結婚であることにも驚く。
 
 と同時に、このニュースは、世の中のモテない男性を励ますハッピーなニュースでもあるのではないだろうか。誰でも美女と結婚できるのだ。

 そこで、なぜ山ちゃんが超美しくてさまざまな賞も受賞している人気女優と結婚できたのかを心理学的に考察してみたいと思う。
 
 おそらく、大きく2つのモテ原因が考えられる。
 
 一つ目は「ギャップの作用」だ。
 
 男性の見た目がそれほどカッコよくない場合、女性は相手を異性としてとらえないため、構えずに会話をすることができる。そこから楽しい会話が生まれる。つまり、友達のように接することができ、心を開きやすいのだ。
 
 心を開いた後に、相手の魅力を見せられるとグッと心をつかまれる。山ちゃんは、ああ見えてアートなど知的な趣味を持つ。そしてトーク術。自虐ネタを合わせながらも相手の気持ちを引き出せる知的な部分が、蒼井優の心をひきつけたのだと思う。
 
 二つ目は、女性の口説き方のうまさ。今回の記者会見でわかったことだが、彼は最初「僕とつきあってみます?」と少々控えめで、もし断られたら笑いでまいてまた友人に戻れるような口説き方をしている。が、同時に、結婚を前提にした交際を申し込んでもいる。
 
 控えめな感じと、結婚というある意味「ひとつの結論」をつきつけるような交際の申し込み。このあたりは、すでに33歳という蒼井優の心にも響いたのではないだろうか。
 
 なぜなら、女性の多くは出産を望む。35歳を過ぎるとだんだん出産しにくくなることは、今時誰でも知っている。超有名な女優であっても、温かい家庭を築きたいという思いがあったのだろう。20代で山ちゃんと知り合っていたら、結婚したかどうかもわからないと思う。
 
 山ちゃんの結婚から学ぶのは、モテない男性がモテるようになることは意外と簡単ということだ。まずは、30代で結婚願望の強い女性と知り合うこと。友達として出会い、仲良くなったら自分の本音を見せること。そして、相手を尊重しながらも、食いつきのいい口説き方をするということだ。
 
(恋愛カウンセラー・安藤房子)

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