「ペテン師ってことですよ」れいわ・山本太郎代表が「維新の会」に怒り爆発!

 2022年度の予算案の採決がおこなわれた2月22日の衆院会議にて、れいわ新選組の議員2人と共に、「このままの予算でいいのか」「これで困っている人を救えると思うのか」と、怒りの声をあげた山本太郎代表。

 その日の夜に出演した、水道橋博士が主催するトークイベント「水道橋博士の阿佐ヶ谷ヤング洋品店」でも、怒りはおさまるどころかさらにヒートアップ。メインMCの水道橋博士が、「大阪維新の会」や松井一郎大阪市長に対して批判的な見解を示すと、山本代表も強く同意し、「(松井一郎の公務日程の少なさを知り)そんな生活してみたいもんです」「大阪維新の会のバックには自民党がいます。自民党を批判しているポーズだけで、中身は自民党です」と過激な意見をぶちまけた。

 イベント中盤では、山本のお家芸とも言えるモニターに資料を映し出しながらプレゼン形式で説明する“れいわのスライド芸”も披露。先程のように水道橋博士に同調する形で意見を述べるのとは違い、独自で調査してきた資料をもとに、「大阪維新の会」が抱える問題点を、より厳しい言葉で次々とえぐっていく。このイベントを配信で観ていたという大阪在住の男性は、「やっぱり、大阪維新の会に対する怒りは相当なものでしたね」と話してくれた。

「最初は、水道橋博士さんや同席した大石あきこ議員の話の聞き役というスタンスだったんですが、スライドを持ち出してから一変しました。大阪維新の会が掲げた“大阪の成長をとめるな”というスローガンを、さまざまな資料をもとに分析し、どれほど大阪の成長を止めているかを解説したあと、『結局、ペテン師ってことです』と怒りに震えていました」

 その後も、水道橋博士や大石あきこ議員らと丁々発止で、怖いもの知らずの批判を繰り返し続けた山本代表。ライブ配信に寄せられたコメントを読むと、「ほんとに酷すぎ!」「ありえないわ」「日本全体は太郎さん、大阪は大石さんだな」と、山本の背中を押す意見が目立った。

 こうした山本太郎から湧き出る怒りが、どのような政治や社会をつくっていくのか。山本の出自である「ダンス甲子園」で脳裏に焼き付けられた、“メロリンキュー”をインパクトでしのぐ秘策が飛び出すことを期待したい。

(政治ライター・茶谷垣内一休)

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