本当は「呪」を挙げたかった!? LiSAに集まった励ましの声

 激動の1年だっただけに、そのメンタルの強さにはただただ感服だ。

 歌手のLiSAが1月4日、自身のインスタグラムを更新。大晦日に東京国際フォーラムで行われた「第72回NHK紅白歌合戦」で着用した衣装について解説した。様々な角度から撮影した画像を10枚添付して、「この着物ドレスは、ビンテージ着物をたくさん使って作っていただきました。帯は3つ使って作っていただいている着物ドレス。めちゃめちゃ重たいの笑」と種明かししている。

 TVアニメ「鬼滅の刃 無限列車編」のオープニングテーマである「明け星」をトップバッターで熱唱したLiSA。12月28日に行われたリハーサル後の囲み取材では「今年を漢字1文字で表すと?」と質問され、「私自身ソロデビュー10周年でしたし、(『鬼滅の刃』の)無限列車編がテレビアニメでも放送された。少しずついつものライブができるような感覚もありましたので、私にとって『祝』が似合うなと思います」と、アニバーサリーイヤーであることなどを挙げて「祝」とした。

 さらに22年についても「まだ皆さんにお届けできていない楽曲がたくさんありますので、直接届けに行きながら、皆さんと彩っていけるように。『彩』という漢字で来年1年を表せたらいいなと思います」と、22年の抱負についても笑顔で話していた。

 一昨年は「炎」で第62回日本レコード大賞を受賞、歌手活動はその勢いのまま好調を維持しているが、私生活ではいろいろあったこともあって、ネットでは《一瞬「呪」かと思ってしまった…》《「祝」って言われるとなんか切ない》《メディア用の回答だとは思うけど、メンタル強いわ》《しんどいのを表に出さずに頑張ってるのを見ると、より応援したくなった》など、同情や激励のリアクションが見受けられている。

「今年7月に声優であるLiSAの夫がファンの女性と不貞行為に及んでいたことが報じられ、8月から活動休止に。LiSAも結婚からわずか1年半での夫の裏切り行為でダメージを負ったのか、体調不良・心身疲労のため、全国ツアーの福岡公演を中止するなど一部の活動を休止しています。しかし、LiSAはわずか3週間ほどで復帰を発表し、ライブで笑顔を見せています。こうして世間から同情の目でみられていることが何となく分かっていながらも当たり障りない回答ではなく、あえて『祝』というハッピーな一文字をチョイスあたりからもすでに心の整理をつけている感じは伝わってきますね」(エンタメ誌ライター)

 もはやショックをバネにしてより大きくジャンプしようと、前向きに切り替えられているのかもしれない。

(権田力也)

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