「アイツ態度悪いね」太田光、れいわ・山本太郎代表への暴言に批判噴出

 太田節炸裂に賛否両論が殺到している。

 爆笑問題の太田光がTBSの選挙特番「選挙の日2021 太田光と問う! 私たちのミライ」に出演。大物政治家相手に忌憚のない質問を浴びせまくり、MCの小川彩佳アナらをヒヤヒヤさせた。

 二階俊博前幹事長との初対面ではのっけから「人相が悪いんですけど、怒ってますか?」のギャグをかますと、「いい意味でも悪い意味でも古い自民党の象徴」「いつまで政治家を続けるんですか」と畳みかけ、「悪い意味がどこにあるんだ!」「今日当選したばかりなのに失礼だろ!」と、自民党の重鎮をキレさせた。

 劣勢を伝えられた甘利明幹事長には「戦犯ですよね、もし負けたら」と斬り込み、「総裁に身を任せます」とする甘利氏に、太田はさらに「総裁がOKって言ったら自分からは身を引かないってことですか?」と追撃。甘利氏が「そういうことを聞く番組ですか」と気色ばむ一幕があった。その後、政治とカネの問題で「セコすぎる」とひとくさり入れたあと、最後は「ご愁傷様でした」のキツい言葉で中継を終えている。

「最も酷かったのはれいわ・山本太郎代表とのやりとりでした。太田さんは山本代表の『いくら財政出動しても自国通貨を発行する国はデフォルトしない』という山本代表の主張が気に入らなかったらしく、土地バブルや原発の安全神話が崩壊したことを例に挙げ、『今回のデフォルトの話も神話めいた話じゃないか』と否定しました。ただ、山本代表が反論しようとすると話の途中で持論をかぶせ、山本氏から『質問が雑過ぎるんですよ』と呆れられる始末。結局、議論がかみ合わないまま時間オーバーになると、太田さんから『アイツ態度悪いね』と捨て台詞が飛び出しました」(テレビウオッチャー)

 これにはSNS上にコメントが殺到。《太田さん、相手を怒らせたいだけ》《態度が悪いのは圧倒的に太田の方》《さすがに山本太郎に同情したわ》《「あんたもテレビやってたんだからわかるだろう」って暴論じゃない》《元タレントだろうが最低限のリスペクトは必要なんじゃないの?》と、今回ばかりは山本氏の肩を持つ意見が多数を占めた。

 スタジオの井上貴博アナに「しゃべり過ぎ」をたしなめられていた太田。選挙結果が無風だっただけに、せめて番組の中では波乱を巻き起こしたかったのかもしれない。

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