「渋谷ハロウィン」がコロナ第6波の震源に!?“暴徒化再び”の危うさ

 毎年、多くの若者が集まる渋谷のハロウィン。渋谷区の長谷部健区長は「自宅で楽しんでほしい」と昨年と同様に今年も渋谷駅周辺に集結しないよう呼びかけているが、新型コロナウイルスの感染者数が減少し、飲食店の時短営業も解除されていることもあり、若者たちが殺到するのではないかと懸念されている。

 長谷部区長は10月21日の記者会見で、「色々、検討して参りましたが、今年も昨年並みの規制をしていきたい」と語り、30日と31日には酒類の販売の自粛をコンビニや量販店に要請することを明らかにした。また、昨年同様1億円の予算を投入して職員ら100人体制で警備にあたるといい、「まだ慎重に考えて行動しなければならない時期ですので、モラルをもって行動して」と呼びかけた。

 しかし、ハロウィン前週の末にはすでに仮装をした若者たちの姿が駅周辺に確認されるなど、渋谷のハロウィンは盛り上がりを見せはじめている。

「ハンドメイドマーケットプレイス『クリーマ』が実施したアンケート調査によると、『今年はハロウィンを楽しみますか?』の質問に56%が『楽しむ』と回答。半数超えとなっているように、昨年できなかったぶん今年はよりハロウィンを楽しもうという人が増えているようです。昨年も人数は減ったものの渋谷周辺で騒ぐ若者はいなかったわけではないですし、今年は乱痴気騒ぎをする人が増える可能性は十分にあると思います。18年のハロウィンで渋谷では若者が暴徒化して軽トラを横転させる事件もありましたが、今年は自粛が求められてきたぶん、タガが外れて騒がなければいいですが…」(ITジャーナリスト)

 コロナ第6波の震源地にならないことを祈るばかりだ。

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