元手タダ“家ゴミ→お宝化”計画(34)食パンの「応募券」が売れる!

 毎朝、食卓にパンが並ぶ家なら、各メーカーのキャンペーンが春に行われることは知っているだろう。パン袋にある点数が書かれた応募シールを集めて、点数がそろうと景品がもらえるチャンス。いわゆる「パンまつり」の季節なのだ。

 ところが、その景品ときたら、ちっともソソられない。山崎パンは全員に「白い皿」、フジパンは抽選で「特製トースター」、敷島パンは点数に応じて景品が選べて、抽選で海外製の「オーブンレンジ」などが当たる。主婦なら喜ぶだろうが、男にしてみると応募券を集めて、専用台紙に貼り直す手間をかけるに値しない景品ばかり。

 だが、応募券をポイッと捨ててしまうのはもったいない。

「各種、応募券は、フリマサイトではけっこう出品されることが多く、売ったほうが景品をもらうよりもお得かもしれません」

 と、フリマサイト通のライターが話すように、メルカリは「パンまつり」のおまつり状態だった。ヤマザキでは応募券25点で皿1枚と交換できるが、専用台紙に貼られた25点分が約300円で売れている。しかも、抽選の敷島パンの応募券までセット販売されていた。

「抽選でも募集期限が近づくと、あと1点足りないという人がいるようで、4月末が売れます。もっとも、某アイドルグループの10万円超の応募券に比べると、値段はずっと安いですけど」(フリマサイト通のライター)

 応募券で一攫千金とは簡単にいきそうにない。

マネー