松本明子、森口博子、井森美幸への反応でわかる「おばちゃん化」現象

 井森美幸(50)や森口博子(50)、松本明子(52)ら、しばらくテレビで見なくなっていたバラドルたちがトークやバラエティ番組に返り咲いている。

 ゲラゲラと大笑いし、共演者からは「このオバちゃん!」と突っ込まれ放題で、それでいてよくよく見ると美人。亀の甲より年の功。節約術や経済観念に感心させられたり、浮わついてない発言には妙な説得力もある。活き活きとして傍若無人な振る舞いは、もはや“無敵”といった感じ。そんな彼女たちの発言に大笑いし、その活躍に共感しているアナタは、すでにおばちゃん化しているかもしれません。

「一般的に、自分の欲求や目標が達成されないなどネガティブな体験が多くなると脳の機能にブレーキがかかり、働きが鈍くなるものなのですが、今の30代以前の人たちは会話をメールで済ませ、情報はスマホで得るということを日常的にやってきた世代。実体験に基づく興奮やときめきがないので、脳を刺激する機会が減っている。そう考えれば、若い女性のおばちゃん化が進んでいてもおかしくないのかも知れません」(神経内科医)

 テレビは社会の鏡ともいわれる。アラフィフ女性タレントの台頭は、大きな視聴者であるF1層(20~34歳)女性が親近感を覚えているという証拠だろう。

「もともと女性は左脳が発達しており、論理的な思考が得意。言語能力や計算能力に優れ、そうした特質が『おしゃべり』『お金に細かい』といった一般的な女性の特徴を生み出しています。しかし、左脳の機能が低下すると、理性的な判断能力が鈍り、物事を感情的に判断するようになる。そこに記憶を司る『海馬』、感情を司る『扁桃体』の機能が低下すると、同じことを何度も聞いたり話したりして『しつこい』とか、感情がダイレクトに行動に現れて『ずうずうしい』といったおばちゃん的行動が顕著になります」(前出・神経内科医)

“アンチおばちゃん”には、見た目だけでなく、脳を若々しく保つことも大事なようだ。

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