「先日、『アッコにおまかせ！』（TBS系）で紹介された影響でしょうか。お笑いコンビのきつねが絶品弁当を頬張るシーンがオンエアされて、その翌日には行列ができていましたよ」
近隣住民がその盛況ぶりを明かすのは、唯一無二と言われる弁当の自販機。ロケ弁やケータリングを専門的に扱うラジュール東京（東京都中野区）が5月に設置したもので、24時間稼働している。
「地元のニュースサイトによれば、コロナ禍で番組のロケが激減したことでロケ弁の需要も徐々に低下。落ち込んだ売上をカバーするために、冷凍商品を開発し、自販機での販売に踏み切ったそうです。ただ、これまで店頭で販売していたわけではないので、『なんでここに弁当の自販機が？』と多くの人が不思議がっていたのでは…。これといったPRも控えめだったので、ロケ弁業者が仕掛けた自販機であることは、地元の人も認識していなかった様子。それが『アッコにおまかせ！』をきっかけに、遠方からも客が押し寄せる大盛況ぶりです」（グルメ誌ライター）
実際に話題の自販機を訪れたところ、「なつかしのチキン南蛮」（600円）、「たっぷり野菜のミートローフ」（600円）、「牛サーロインステーキ(150g)」（800円）などの商品ラインナップが確認できた。購入したのは「なつかしのチキン南蛮」。調理方法はいたって簡単で、フィルムを外し、タルタルソースが入った小袋を除いてレンジでチンするだけ。実食したところ、チキン南蛮は冷凍とは思えないほどジューシーで、副菜に添えられた野菜もシャキシャキとした歯ごたえが堪能できた。
「ロケ弁でテレビ業界から支持されてきただけに、味はお墨付き。冷凍ということもあって、日持ちもするので、早くもリピーターが続出している様子。気を付けたいのはライス（200円）が別売りという点。ライスに関しては、やはり冷凍よりも炊き立てが一番ですからね。『おかずを作るのが面倒だな』という日のためにストックしておくもよし、糖質制限のためにご飯を控えているという人にもおすすめかもしれません」（前出・グルメ誌ライター）
なお、「アッコにおまかせ！」の紹介VTRによれば、人気ナンバーワンは「牛サーロインステーキ(150g)」。近くにお寄りの際はぜひ一度試してみては？
