カップヌードルにお湯を注いで完成を待つ間、フタが開かないようにとめておくためのあの「フタ止めシール」が廃止になるようだ。
日清食品カップヌードルの公式Twitterは5月3日、「さようなら、全てのフタ止めシール」と、カップヌードルの底面に貼り付けられたおなじみのシールの画像をアップして、別れを告げるようなツイートを投稿した。ネット上ではこの突然の発表が話題になっており、投稿後まもなく3万いいね」を超える勢いだ。
投稿には「#西暦2021年6月4日11時発表」というハッシュタグもつけられており、従来の「フタ止めシール」に代わる新たなパッケージ要素の発表が、タグ付けされた日時にあるのではないかという憶測も飛び交っている。
「フタ止めシール」への決別メッセージに《便利だったのになくなるのは残念》《どうやってこれからフタを止めておけばいいんだ…》など悲しみの声もあがっているが、ネット上では「フタ止めアイデア」にまつわる大喜利状態に発展している。多くのネットユーザーが、シールを使わずにカップヌードルのフタをいかにして止めているかを続々と投稿しはじめたのだ。
中でも多かったのは「箸止め」と「フォーク止め」だ。2つに割る前の割り箸でフタとカップのフチをピタっと挟む「箸止め」派と、カップの真上からフォークをフタに貫通させるように差込んで止める「フォーク止め」派が大多数いるようだ。
食べるときに使用する割り箸やフォークでフタを密閉する手法は理にかなっているように思えるが、シールを使わない派の中には《他社だけどグリコのヨーグルトのプラスチックのフタがぴったりハマるからいつも使ってる》《お気に入りのキャラクターフィギュアを置いて眺めていれば3分経過はあっという間だぞ》など、様々なアイデア投稿も見受けられた。
3分間蒸気を逃さず密閉して、美味しくカップヌードルを食べたいということに熱心なファンがこれほどまでいるとは…。多くのファンは「フタ止め」に関する発表に期待を寄せているだろう。
(浜野ふみ)