はなまるうどん、丸亀製麺と酷似の“弁当”どっちがお得?

 讃岐うどんチェーンの「はなまるうどん」は、テイクアウト専用の新商品「はなまるうどん弁当」を5月25日より販売開始したが、ライバルの讃岐うどんチェーンである「丸亀製麺」の「丸亀うどん弁当」と酷似しているとの指摘が相次いでいる。

「『はなまるうどん弁当』はうどんに天ぷら、ほうれん草の胡麻和えが入って、『1番弁当』から『4番弁当』まで4種類が用意されています。うどんには『つるっとした喉ごしの良さともっちり感が特徴の夏麺』を使用しているそうで、天ぷらとの相性も抜群。価格は370円からと『はなまるうどん』らしい手頃な価格設定になっています」(社会部記者)

 なお、これに先駆け“うどん弁当”を出している「丸亀製麺」の内容と比較してみると、1番手頃なものではうどんに野菜バラ天、ちくわ磯辺天、きんぴらごぼう、玉子焼きが入って390円。一方、「はなまる」はうどんに野菜天、ちくわ磯辺揚げ1/2、ほうれん草胡麻和えが入って370円。他の3つの商品は、それぞれ490円、620円、650円と価格もまったく同じで、最も高い650円の弁当では牛肉が入っているというところまで同じであり、ネット上では《「はなまるうどん弁当」が丸亀をパクりすぎててヒドい》といった声も相次いでいる。

「『はなまるうどん』は新型コロナウイルスの感染拡大や昨年5月におこなった値上げが原因で客離れが進んでいるため、わずか2週間で100万食を突破した『丸亀うどん弁当』にあやかりたい気持ちは当然あったでしょうね。加えて『はなまる』は、後発という優位性から一番安価な弁当を丸亀のものより20円安く販売しています。ただ、『丸亀』の方は惣菜が2品入っていますし、野菜の天ぷらではなく、野菜のかき揚げ天となっているので、どちらの方がお得かは一概には言えません」(グルメライター)

 いくら酷似していようと、庶民にとってはありがたい話。双方を食べ比べてみるのも面白いかもしれない。

(小林洋三)

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