「あさイチ」(NHK)で、MCを務める博多華丸・大吉の華丸のエピソードトークがネットをざわつかせている。
「5月7日のプレミアムトークのゲストは朝ドラ『おちょやん』のヒロインを務める杉咲花さんでした。杉咲さんの名演技を華丸・大吉のふたりが絶賛し、最終週を前に『おちょやん』の名シーンの振り返りや楽屋話が披露されたあと、杉咲花さんの女優人生についての紹介がありました」(エンタメ系ライター)
杉咲は、13歳で芸能事務所のオーディションに応募して合格、15歳でドラマ「夜行観覧車」(TBS)、17歳で映画「トイレのピエタ」に出演し、その高い演技力が話題になった。
「注目のきっかけになった2つの出演作がフリップで紹介され、鈴木奈穂子アナウンサーが『ご存じですか』と華丸・大吉のふたりに話しをふると、華丸が大好きだった、見ていた、と答えたのですが、そこに大吉が思いがけない発言をしたんです。それが『この人、現実との区別がつかなくなっちゃうくらい好きだった』というものでした」(前出・エンタメ系ライター)
夜行観覧車では、杉咲演じる中学生の娘が学校でいじめにあい、家では家庭内暴力を起こすという役柄だったのだが、すさまじい勢いで感情を表出するその演技に感嘆の声が相次いだのは記憶に新しい。
「華丸さんは、あまりに好きで何度もドラマを見ているうちにドラマと現実とがごっちゃになってしまったとかで、夜行観覧車で杉咲さんの父親役を演じていた事務所の先輩に仕事で会った際に、ふだんは挨拶くらいしかしないのに、『いい加減にしてください、どういうつもりですか』と文句を言いに行ったそうです。完璧にドラマに入り込んで見ていたそうです」(前出・エンタメ系ライター)
その父親役を演じていたのが、誰あろう、闇営業問題で吉本と決別し、いまも何かと話題になっている宮迫博之だ。
「大吉さんは事務所の先輩とお茶を濁していましたから、さすがに名前はふせるのかなと思っていたら、『宮迫さんですね』とあとから華丸さんが付け加えていました。最近は、テレビで宮迫のことに言及するのはタブーのような雰囲気になっていたし、それがNHKの朝の番組から飛び出したのですから、なんだかドキッとしましたね」と、別のライターも言う。
もう吉本を売りにした商売するな、と吉本興業からは引導を渡されつつ、活躍の場をYou Tubeに移した宮迫にとって、天下のNHKNの看板番組に、たとえ間接的にでも登場できたことは、ありがたかったのではないだろうか。
(伊藤その子)