大谷翔平「DH&守護神」の仰天プラン(1)プホルスが断言「100年に1人の選手」

 118年ぶりとなる「2番・投手」での出場を果たすなど、渡米4年目となるエンゼルス・大谷翔平(26)の「リアル二刀流」が開花しそうだ。しかも水面下では、さらなる仰天プランが進行中なのだという。

 シーズンインしたアナハイムの街は、例年よりもザワめき立っている。もちろんその理由は、大谷の活躍にある。在米スポーツライターが解説する。

「メジャー1年目のオフに右肘靱帯再生のため『トミー・ジョン手術』を受け、2年目は打者に専念。そして去年はコロナ禍で試合数が減ったため、わずか2登板で終わりました。大谷は昨季の投手復帰を『まだ早かった』と振り返っていますが、今季は違います。投げては100マイル(約161キロ)を連発し、直球の平均速度も去年と比べて7~8キロアップ。打ってはDH解除の先発投手として史上初となる本塁打を放つなど、話題に事欠きません」

 そのため地元のみならず、全米のスポーツメディアが大谷の一挙手一投足を注視しているのだ。

 エンゼルスを率いる知将マドン監督も、今季の大谷には大きな期待を寄せている。MLB評論家の友成那智氏が解説する。

「エンゼルスは打高投低のチームで、先発陣の中でいちばん計算できるのが大谷なんです。それ以外の先発陣は恐らく防御率が4点台になるでしょうね。打撃にしても上位打線が右打者ばかりのため、投手を理由に左打ちの大谷を下位に置くと、打線のバランスが極端に偏ってしまう。さらにこれは大谷の調子しだいですが、マドン監督は、現役最強打者のマイク・トラウト(29)との打順の入れ替えも示唆している。今後は3番、あるいは4番で起用されるかもしれません」

 当のトラウトも「今のオオタニは誰もが見たいと思う姿。もう、彼がやるべきことをやるだけだ」と話し、同じく同僚で10年連続3割30本100打点という金字塔を打ち立てたアルバート・プホルス(41)も、

「100年に1人かどうかの選手だ。ショウヘイが健康なら3割30本、20勝だってできるさ」

 と、大谷の異次元の才能を認めている。

 4月10日時点で8試合に出場し、防御率1.93、打率3割、3本塁打(8打点)の活躍を見せている大谷。12日のブルージェイズ戦は右手中指のマメが原因で登板を回避したが、今季中に「4番・ピッチャー大谷」という、漫画を超越した夢のようなシーンが見られるかもしれない。

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