楽天・田中将大、17日に復帰初登板なるか!? “松坂化”を心配する声も

 右ヒラメ筋損傷で離脱中の楽天・田中将大投手の復帰登板予定が、最短で17日の日ハム戦(東京ドーム)になりそうだ。

 石井一久監督は田中の復帰登板について「今の段階で(田中の復帰登板は)17日ということはないです。17日というプランもありますけど、もうちょっと手前のところも考えています」と15日になることを示唆。ところがその後、「現状では17日の方が強い。何個かあったプランの中で15日はないかな」と見送る方針を示し、さらに「決定はしていないです。予定は未定なので」と付け加えた。

 そもそも田中は、3月27日の日ハム戦が復帰初登板となる予定だったが、右ふくらはぎに違和感があったことから、これを回避。4月10日のホームゲーム・ソフトバンク戦にスキップすると伝えられたが、この時も石井監督によると「10日で考えていたけど、やめておきましょうと。少し後ろに持っていったほうが、その後の二十何試合に支障がないのではないか、という話をしている」となった。その背景には、涌井、岸、則元、早川の先発陣が安定した結果を残していることから、焦って復帰を早める必要がないというチーム事情もあるだろうが、度重なる”登板延期”に一部野球ファンからは心配の声が聞かれるのだとか。

「実は、オープン戦でのピッチング内容から懸念されていたんですが、田中投手が松坂大輔化するのでは?と懸念する声があるのです。ヤンキースのローテーション投手が鳴り物入りで凱旋したわけですから、エースとして引っ張ってくれることを誰もが望んでいました。ところがオープン戦の結果はイマイチで、開幕後も登板予定は延期に次ぐ延期。もちろんケガはきちんと治してほしいですし、マー君なら必ず這い上がってきてくれると信じていますが、一方で”このまま登板できないのではないか…”と、2015年にメジャーからNPBに復帰した松坂の姿に重ねるファンもいるようです。当時の松坂はソフトバンクと大型契約を結びながらケガで離脱、結局3年間で1軍登板は1試合のみでしたからね。心配性の人はどうしても悪い予感が脳裏をよぎるようです」(スポーツライター)

 ネット上では、マー君のコンディションを気遣う多くの声に混じって《マー君は投げたい時に投げさせればいいんじゃないかな。存在だけでも充分な様な気もする》《負けたら日本での連勝記録が途絶えるから確実に勝てるチームで復帰初登板しないとね》《松坂大輔のような状態にならないよね?》《球団の腫れ物に触る扱いがマー君らしくなくて嫌》といったファンの意見もあった。

 田中は推定年俸9億円の2年契約を締結しているが、会見で田中は「まだアメリカでやり残したことあると思っている」と思いを吐露。2年契約については「2年契約ですが1年終わった段階で球団とお話する機会を設けてもらっている」と、メジャーへの思いも口にしている。

 様々な事情があるだろうが、まずは17日の日ハム戦で復帰初登板を飾ってもらい、ファンを安心させてほしいものだ。

(飯野さつき)

スポーツ