プロ野球「内部崩壊」(3)日ハム・栗山監督の暴走が止まらない?

F(パ・リーグ関係者) パ・リーグはまず、日本ハム・栗山英樹監督(57)の暴走が失笑を買っている。メジャーかぶれのオープナーな。

B リリーフ投手を先発で短い回だけ登板させて、2番手に先発投手を持ってくることで目先を変えたりする戦術ですね。

F あんなものは、使いどころがない斎藤佑樹(30)を先発させるための救済措置だよ。入団以来の〝ハンカチ優遇〟には意見してもムダだから、他の選手たちは何も言わず、冷ややかに見守っている。斎藤は4日の楽天戦に先発して、たった2回ももたず、2軍降格だよ。3月がピークの〝ミスター・マーチ〟の面目躍如だよ。

E 確かに、オープナーはうまくいってないな。6日も西武打戦が先発の加藤貴之(26)を打ちあぐねていたのに、3回に金子弌大(ちひろ)(35)が出てきたとたんに一挙5点のメッタ打ち。西武ベンチからは「ありがとう」の声が出ていた。日本ハムの選手たちも「意味がよくわかんないよ」と口をそろえてるって。

A その日本ハムに勢いをつけさせてもらったかっこうの西武は昨年、辻発彦監督(60)の采配などに選手がソッポを向いていたって話があるけど、今はどうなの?

F 開幕こそ3連敗だったけど、「所沢が本来の開幕だから見とけ」の言葉どおり、本拠地で3連勝して雰囲気はいいな。そもそも一番の不満分子は冷遇されていた炭谷銀仁朗(31)だったから、出て行ってまとまっているのかも。巨人に移籍しても銀仁朗がレギュラーをつかめないのは皮肉だよな(笑)。

C 同じくFAで楽天に移籍した浅村栄斗(28)も、とても総額36億円とも言われるほどの活躍はまだしていません。まして西武時代から継続してコミュニケーションが苦手で、旧知の渡辺直人(38)や則本昂大(28)としかしゃべらず、少なくともチームの雰囲気を変える起爆剤にはなれていない。その〝リハビリ〟のために17年から辻監督がキャプテンに指名していましたが、効果はなかったようです。

D 若手投手が伸びてきて復調してきたオリックスですが、開幕から6戦連続勝ち星なしもあって苦戦しています。オフに中島宏之(36)、小谷野栄一(38)、金子、西勇輝(28)など、退団やFA移籍が重なったのに、ろくな補強をしなかったんですから致し方なしですよ。

E そのオリックスのオフのコストカットはイチロー(45)獲りの準備だったって言われてる。もちろんイチローにその気はなかったわけで、明らかな調査不足が尾を引いての現状だから、現場は「ふざけんな」って。

A 対して王者・ソフトバンクは、中村晃(29)や柳田悠岐(30)、サファテ(38)ら主力を欠いても好調だな。このチームの不安は、求めるレベルが高い独裁者・工藤公康監督(55)だろう。

F 実は昨オフにもエース・千賀滉大(26)がメジャー移籍を直訴したほど。本気も本気で、非公式ながらメジャーサイドからも話があるようだな。本人はメジャー仕様のボディを目指してか、福岡のジムで鍛えまくってる。もちろん球団はポスティング移籍を認めないだろうし、工藤監督も反対の立場だから、動向が気になるよな。

A まだ始まったばかりだけど、各球団、現場と選手が風通しよくしておかないと、取り返しがつかなくなるかもしれない。

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