ガラケー版「モバゲー」終了を惜しむ声「農園ホッコリーナめっちゃ遊んだ」

 12月15日、ディー・エヌ・エーはフィーチャーフォン(ガラケー)版「Mobage」(モバゲー)のサービスを終了させた。今回終了したのはガラケー版のみでスマートフォン版は引き続き楽しめるが、ネット上ではサービス終了を惜しむ声が相次いでいる。

「『Mobage』はSNSとしても利用できる携帯電話向けポータルサイトで、2006年に『モバゲータウン』としてサービスを開始しました。アバターの着せ替えやソーシャルゲーム、日記、サークルなどのコンテンツがあり、09年にはゲーム『怪盗ロワイヤル』の大ヒットを追い風に、会員数は1500万人を突破していました」(ITジャーナリスト)

 ガラケー版「Mobage」のサービス終了にネット上では、《「怪盗ロワイヤル」とか死ぬほど懐かしい。見知らぬ人と友達になってお宝コンプリートしたな》《「農園ホッコリーナ」とか超単純な作業ゲーだけどめっちゃ遊んでたわ》など懐かしむ声が寄せられており、《人生初のSNSがモバゲーだった。二度と見れないというのもちょっと寂しい》《オンラインサービスは終了しちゃうと完全に入れなくなっちゃうのがね…》など、もうログインできないことを残念がる声も少なくなかった。

「ファミコンなどの古いゲームは押し入れから引っ張り出してきて、セーブデータが生きていれば当時のまま遊ぶことができますが、オンラインサービスは一度サービスが終了してしまうと二度と当時のログインデータを見ることができませんからね。『Mobage』ではスマホ向けのサービスもありますが、ガラケー版で遊んだ当時の仲間や当時のアバター、当時のゲームデータは引き継げませんし、ひとつの時代が終わったことを強く感じます」(前出・ITジャーナリスト)

 総務省の「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によれば、ガラケー版とスマホ版を含めた令和元年度の「Mobage」利用率は4.2%。ちなみにトップの「LINE」は86.9%だったが、ガラケー版の終了により「Mobage」利用者がさらに減るのは間違いないだろう。

(小林洋三)

ライフ