週末だけで月収20万円!? 冬期限定「除雪作業バイト」で高額報酬を得るコツ

 東北や北海道などの雪国では冬場の大きな負担となるのが雪かき。自宅が一軒家なら玄関前、マンションでも駐車場の除雪は欠かすことができず、大雪の日は1日2〜3回作業しなければいけないことも珍しくない。

 当然、面倒ではあるがそれだけに仕事として需要がある。特にJRなどの鉄道会社では、冬季限定の除雪作業員を毎年募集している。

 条件は募集する駅によって異なるが、日給の相場は8時間で8000円、翌朝までの24時間(うち16時間労働)で1万6000円に夜勤手当がつく。だが、実際にはずっと作業をしているわけではなく、現場までの移動時間、待機時間などもある。大雪の日は忙しいが、雪が降っていなければ意外とラクだという。

 また、建設会社などが冬季限定で除雪業務を行っているケースも多く、同様に12〜3月の期間限定で作業員を募集している。ただし、日給に関してはJRとだいたい同じくらいだ。

 しかし、同じ仕事内容でもさらに稼ぐことも可能。それは個人で請け負う除雪代行業だ。例えば、高齢者宅では体力的にキツいため、お金を払ってでも作業を頼む人は多い。相場は1時間2500〜3500円ほど。もしも屋根の雪下ろしなど危険を伴う場合は、さらに金額が高くなる。もちろん、個人で行えば報酬は独り占めだ。

 実際、高齢者宅の除雪代行を個人で請け負っている30代の男性は、「会社のない土日限定ですが、冬場は月20万円以上はコンスタントに稼げます」と、週末副業の利点を明かす。顧客はネットを見ていない高齢者が多いため、タウン誌の広告やポスティング、地元スーパーなどのフリー掲示板などを使って宣伝活動に勤しんでいるとか。

「作業効率を考えれば、電動除雪機などの設備投資は必要。小型ものならオークションサイトで1万円以下で買えます。他にもプラスチック製のスコップなど除雪道具は自前で揃える必要があり、初期投資に数万円はかかりますが1シーズンで回収できるはずです」(前出・30代男性)

 いい運動にもなるし、それでお金までもらえるなら申し分ない。あくまで雪国限定のアルバイトだが、他の地域に住んでいる人も雪国に異動になる可能性だってあるはず。そのときにはぜひ試してみてはいかが。

(トシタカマサ)

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