GoogleカレンダーやTime Treeなどのカレンダーアプリを使い、スマホやタブレットでスケジュールを管理している人は少なくない。しかし一方では、すぐにメモが取れるなどのメリットがあり、紙の手帳は安定した人気を維持している。デジタルが普及しても、紙の手帳は生き残っていきそうだ。そんな状況の中、2019年はどんなアナログ手帳が支持されるのだろうか。
「キーポイントは『携帯性』と『収納力』の2つです。スマホの他に重い手帳を持ち歩くのは面倒だという人にとって、携帯性は欠かせない条件。収納力に関しては、ペンや名刺、カードなども手帳に挿入できれば荷物の数も少なくなる。手軽に数多くのものをコンパクトにまとめられるという点で、2019年は携帯性と収納力に優れた手帳に注目が集まると思います」(モノ雑誌ライター)
たとえば「ポケットダイアリー2019 A5/B6」(LIHIT.LAB)は、裏表紙のクリヤーケースにスマホやペンが入る収納力がストロングポイント。表紙の裏のポケットにはハガキやカード、名刺の類も収納できる。「これ1冊が〝ミニバッグ〟のような存在です」(前出・モノ雑誌ライター)。中面はマンスリーのほか、To Doページ、ガントチャートページ、方眼罫ノートなどがつくが、厚さは18mmに抑えられており、携帯しても苦にならない。
コンパクトさで群を抜くのは「ダイアリーノートwithペン」(LIHIT.LAB)。厚さはわずか8mmで、胸ポケットにも入る薄さだ。スモールサイズながら、簡易ボールペンも付属。「しかも名刺やカードなどが入るポケットまでついています」(前出・モノ雑誌ライター)。中面は、見開き1カ月のマンスリーがメインだ。
前の2品と比較すると21mmと多少厚みはあるが、「ミニットマネージャー・PK A6レフト/A5レフト」(ハイタイド)は洗練されたフォルムで、これだけ持ち歩いても絵になる商品。蓋つきのポケットには筆記具や付箋、書類などを収納できる。「試しにA5サイズに『iPhone X』を入れてみましたが、スッポリ入りました」(前出・モノ雑誌ライター)。中面は、マンスリーやウィークリーのほか、ノートなどもつく。
実際に手帳売り場で携帯性と収納力などをチェックしてみてほしい。
(石田英明)