レジハラも横行!? 菅田将暉の“ボックス”を求めてミスタードーナツに大行列が

 9月に入ってから、SNS上では「ミスタードーナツに大行列ができている」との報告ツイートが相次いだ。その行列の理由は俳優の菅田将暉(27)だ。

 今年創業50周年を迎えたミスタードーナツの50周年アンバサダーに菅田が起用され、9月4日から数量限定で菅田の写真入りの「菅田将暉スペシャルテイクアウトボックス」で持ち帰りドーナツの販売を行っている。特別ボックスは10~12個のドーナツが入れられる「ダースボックス」と5~9個用の「ハーフボックス」の2種類。菅田将暉効果は絶大で、数量限定の箱目当てにミスタードーナツにファンが殺到した。

 50周年のアニバーサリーイヤーに、鎧塚俊彦シェフと宇治茶ブランド「祇園辻利」とのコラボドーナツ企画など、さまざまなキャンペーンを実施するも新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2020年4月~6月業績は振るわなかったようだが、比較的堅調なテイクアウト需要を見越して今回のキャンペーンに踏み切ったのだろう。菅田将暉ボックスを入手するには5個以上の購入が必須のため、客単価のアップも見込まれるからだ。

 しかし、一方でトラブルもあったようだ。SNSなどには、「菅田将暉の箱をゲットしました!」と歓喜の報告で溢れる中、「1人暮らしで食べきれるか不安だけど5個買った。なのに菅田くんの箱に入れてもらえませんでした…最悪です」などというミスタードーナツの店舗対応への不満の声も見られた。

「ドーナツは種類ごとに厚さも違いますので、5個購入されたとしても、普段提供している紙袋に収まるのであれば紙袋に入れてお渡しする場合もあります。普段なら、わざわざかさばる箱に入れないでほしいというお客様の声もあるからです。購入されたドーナツの数も目安ですが、大きさなども考慮して袋詰めをします。菅田くんの箱に入れてほしいのであれば、最初にそう言っていただければ在庫がある限りお詰めするのですが…。しかし中には箱欲しさに、1つだけドーナツを購入して『菅田ボックスに入れろ』と無理な注文をされるお客様もいらっしゃいます。提供初日は現場が混乱していました」(スタッフ)

 熱狂的なファンによるスタッフへの“レジハラ”行為が散見されたのも、菅田人気の高さを印象づけることとなったようだ。

(浜野ふみ)

ビジネス