ディスカウントストア「ドン・キホーテ」の公式インスタグラムに「皆はドンキで何盗んだことある?」と投稿され、さらにそのアカウントを運営していたのが10代のインターン生だったことが発覚し、ネット上では驚きの声があがっている。
「8月31日、『ドン・キホーテの10代のメンバーが運営する、10代のための情報発信プロジェクト「project 10K」の公式アカウント』に、公式キャラであるドンペンのイラストに『皆はドンキで何盗んだことある?』との吹き出しが添えられた画像が投稿されました。キャプションには、『コメント欄で教えてね! #これは大喜利です #万引きは犯罪です』書かれており、あくまでフォロワーからのネタを求めたものだったようです」(ネットライター)
しかし、この投稿に対しては《大喜利だとしても、公式アカウントが万引きの犯罪歴を聞くのは非常識ではないか》《まるでドンキでの万引きを推奨しているかのような書き込み》《ドンキだけでなく、被害にあっている全国の小売店を嘲笑するかのよう》といった厳しい声が殺到。翌9月1日には投稿が削除され、ドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルHDが「不愉快な思いをされた方にお詫び申し上げます」と謝罪した。同社によれば、このアカウントに書き込み、運営していたのは10代のインターン生だったそうで、投稿前に社員によるチェックは実施されていなかったという。
「これにネット上では、《公式SNSをインターン生に任せるなんて意味わからん。しかも社員はノーチェックなんて信じられない》といった厳しい指摘があがっています。確かに、国内外に400店以上を展開する大手ディスカウントストアが、まさか10代の学生に公式SNSを丸投げしているなんて信じられませんよね。危機管理意識が緩すぎます。これが原因で、件のインターン生が不採用にならないことを願うばかりです」(ITジャーナリスト)
入り組んだ複雑な店舗の作りをウリとしているために、万引き被害が多いとされるドン・キホーテだけに、さすがにこの投稿は笑えなかっただろう。
(小林洋三)