ガッキーはどこ行った!?「親バカ青春白書」のキャンパス描写が叩かれるワケ

 8月2日にムロツヨシが主演するテレビドラマ「親バカ青春白書」(日本テレビ系)がスタートし、第1話の視聴率は10・3%を記録した。ネットでは約2年ぶりのドラマ出演となった新垣結衣に注目が集まったという。

「日テレ・日曜ドラマの視聴率は今年、『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』の初回が9.5%、『美食探偵 明智五郎』が初回10.0%だったので、『親バカ青春白書』はそれを上回る好スタートとなりました。同ドラマには、新垣が亡き妻役で出演していることも話題に。ところが主に“遺影”での出演ばかりで、“動く新垣”は回想の花火大会シーンだけでしか拝めませんでした。『浴衣姿が可愛すぎる』などとネットを騒がせていますが、『ガッキーどこいった?』と登場シーンの少なさに困惑する視聴者も多かったようです」(テレビ誌記者)

 そんな「親バカ青春白書」は、永野芽郁演じる娘を愛するあまり、同じ大学に入学してしまったムロ演じる親バカすぎるシングルファーザーを描いた物語である。第1話では、娘の同級生たちとキャンパスライフを満喫する姿が描かれたのだが、その内容に対し、一部大学生から様々な声があがっているという。

「今年は多くの大学が、コロナの影響でオンライン授業のみとなっており、キャンパスでの対面授業は行われていません。せっかく受験に受かって入学したものの、まだ一度も大学に足を踏み入れていないという新入生は多く、SNSでは『上京して友達が1人もいないから精神的に限界』『毎日、大量の課題とオンライン授業で鬱になる』といった声が溢れています。そのため、『親バカー』が大学での青春を描いていることに対し、一部大学生からは『もし大学に行けていたら、こんな風に友達ができていたのかと思うとすごく辛くなる。正直この時期に放送してほしくない』『今、大学生はずっと家に篭っているのに、キラキラとしたキャンパスライフを放送するなんて…。テレビ局は学生の気持ちも汲んでよ』『こんな大学生活を送るはずだったのに…。これ1クール見なきゃいけないとか地獄やん』と不満が相次いでいるのです」(ネットライター)

 大学絡みの炎上といえば先日、浜辺美波と仲が良いことでも知られる人気YouTuberユニット・パパラピーズが、「大学を貸し切って2人で隠れ鬼ごっこやってみたwww」なる動画を投稿。すると、大学に行けていないのに維持費や設備費を払っている大学生たちから批判が殺到し、当人たちが謝罪する事態に追い込まれた。

 ムロと同世代の視聴者には、過ぎ去りしキャンパスライフが“疑似体験”できるとあって好評かもしれないが、現在もコロナ禍で大学に通えない状況が続いているため、学校を舞台にしたエンタメを純粋に楽しむことができないという学生が多いというのもまた事実のようだ。

エンタメ