本格的な夏の到来を告げる「サマージャンボ宝くじ」が7月14日から8月14日まで全国発売されている。今年も1等と前後賞を合わせて7億円という破格のスケールだ。そこで今回は、宝くじアドバイザーの長利正弘氏が夢の億万長者に近づくための「2つの秘策」を伝授する!
今年は3大ジャンボの一つ「ドリームジャンボ宝くじ」(5月8日発売)がコロナ禍による営業自粛の憂き目に遭い、ファンとしては寂しいかぎりだった。長利氏もこう話す。
「私が住む大阪には『西の横綱』と呼ばれる『大阪駅前第4ビル特設売場』があるのですが、3密を回避するため、4月27日に発売中止を発表。政府の緊急事態宣言を受けて全国の売り場の自粛期間が続いたため、ドリームジャンボを購入すること自体、大変でした」
しかし、緊急事態宣言が解除された今は、売り場も再開。これまでどおり購入することが可能だ。
サマーの賞金ラインナップは1等5億円、2等1000万円、3等100万円というのは昨年と同じだが、今年は4等が異なる。
「昨年は10万円が1万2000本でしたが、今年は金額が1万円に下がった分、本数が12万6000本に増えました。とはいえ、やはり1等5億円こそが、ジャンボ宝くじの魅力。ここは一発ホームランを狙いたいですね」
長利氏が「大振り宣言」するには理由がある。以前から狙っていた法則が今回、偶然にも2つ重なったからだ。
「一つは『夏季五輪開催年の法則』です。平成になってから夏のオリンピックは7回開催されましたが、各年の1等の組番号を見ていくと十の位『7』、一の位『3』が一度も出現していない。なので私は、令和になって最初の夏季五輪のサマーは『73組』を狙い撃ちしようと決めていました」
ただ気になるのは、今年予定されていた東京五輪が延期になったことだ。
「もちろん、来年のサマーで『73組』が出るという見方もできますが、『幻の五輪』の年だからこそ、これまでのブランク数字が出現するようにも思えますし、『3』に関しては、他にも推し材料があります」
組番号一の位「3」は、98年から22年間も出現していないという。
「サマーがスタートした79年から97年までの19年間では、一の位『3』は9本も出現する強運数字でした。それが22年連続で出現していないわけですからね。十の位『7』とセットじゃなく、『*3組』狙いでも、おもしろいと思いますよ」
一の位「3」が最後に出現した97年といえば「香港返還」があった年。偶然にも今年、その香港が「一国二制度」の崩壊危機を迎えており、23年ぶりに出現してもなんら不思議はない!?
二つ目は「消費税施行の法則」だ。
「昨年10月1日から消費税が10%になりましたが、消費税がスタートした年、そしてアップした年の計3回とも、必ず1等か2等に『18万台』が出現しています」
89年4月、消費税が導入された時は2等の「*6組180364」と「*4組180327」の2本。5%にアップした97年も2等「40組186777」、8%になった14年は1等「09組180594」だった。
「読者の方の中には『18万台はよく出ているのでは?』と思う方もいらっしゃるでしょうが、14年の1等を最後に1、2等での出現はありません。この法則に気づいてから、次に消費税が上がる時をある意味、心待ちにしていました。そして15年、17年と二度の延期を経てようやく昨秋にアップ。このサマーは絶好の狙い時に映ります」
1等の当せん確率は1000万分の1だが、長利氏の推奨する「73組18万台」まで絞れば、その確率は1万分の1。仮に連番で10枚購入した場合、1000分の1まで跳ね上がることになる。億万長者も夢じゃない!
このように難攻不落のジャンボ宝くじだからこそ、大胆に攻めたいものだが、「サマージャンボミニ」にも、今年は見逃せない特徴がある。注目は「下2桁」の数字だ。
「ジャンボの5等とミニの3等は、下2桁の数字が当せん番号になります。どちらも確率は100分の1ですが、ジャンボは3000円、ミニは1万円と大きく異なる。下2桁を当てるだけで1万円というのはサマージャンボでは初の試みで『1万円でもいいから当てたい』という方は、ミニのほうをオススメします」
今年のミニは1等1000万円(80本)、2等が5万円(3200本)、そして3等の1万円が80万本も用意されている。
このように、今年のサマージャンボ宝くじの「ウリ」は、2つ合わせて「1万円以上の当せん本数」が93万2094本もあることだ。
「過去1年間のジャンボミニの1等当せん番号で一度も出現していない十の位は『2』だけでした。ちなみに組の下1桁も、番号の万の位も『2』が出現していません。今回ジャンボでスランプナンバーを狙いましたから、ミニも『2』に注目したいですね」
長利氏が推奨する「Wの法則」とミニの「2狙い」でW的中といこう!