松嶋尚美も犠牲に…「緊張感ゼロ」が生み出す「テレワーク中継事故」の鬼一口

 お笑いタレントの松嶋尚美が4月8日放送の「バイキング」(フジテレビ系)に出演し、緊急事態宣言が発出された7日に「友達と遊んじゃった」と告白し物議を醸している。

 安倍晋三首相は7日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、遂に緊急事態宣言を出し、人と人の接触機会を最低でも7割削減させることで国内の感染者数増加を食い止めることができるだろうと説明。未曾有の国難に一丸となって立ち向かう為、国民一人一人の協力を要請したが、同番組にレギュラー出演する松嶋にとっては“どこ吹く風“だったようだ。

 現在はテレワークでの出演となっている松嶋に対し、MCの坂上忍がコロナ禍における現状を問うと、「正直なこと言うと、昨日友達と遊んじゃって、家で」と笑いながら告白し、共演者からは「何やってんの?」と総ツッコミ。お笑いコンビ・おぎやはぎの矢作兼が「家からの中継だからって気抜いちゃってるよね?」と指摘したところ、松嶋は「ニュース見て余計ピリッとしたのもあるんだけど」と現在では事の重大さに気付き、反省した様子を見せていた。

「ハリセンボンの近藤春菜が3月上旬に誕生日会を開催していたことが一部で報じられるなど、今のご時世では、コロナ禍におけるタレントの夜遊びや危機意識の低い振る舞いは格好の批判材料になってしまいます。しかも松嶋が“遊んじゃった日“はまさに緊急事態宣言が出た日であり、それをわざわざ自分から告白した松嶋には、坂上も『僕は正直な飾らない尚美ちゃんが好きですけど…』と半ば呆れていました。ネットでも芸能人によるコロナ禍の“過ごし方“には厳しい目が注がれており、今回の松嶋の発言にも『自粛しろよ』『もう(番組に)呼ばなくていいよ。これは呆れたわ』『大人だよね?』『テレビに出てる人がそういうこと言うから余計に外出する馬鹿が出るんだよ』と猛反発の声が大半です。コメンテーターがこういった現状では情報番組での注意勧告に説得力が伴いませんし、視聴者にも正しい形で危機意識を伝えることができなくなってしまいますからね」(テレビ誌ライター)

 情報番組のコメンテーターとしてだけでなく、2人の子供を育てる母親としても、あまりに不相応な振る舞いだったと言えるだろう。

(木村慎吾)

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