ロザン宇治原が“受験法”動画で説いた落合博満と通じる“賢い戦略”とは

 ロザンの宇治原史規といえば、京都大学卒の高学歴お笑いタレントである。同志社大学卒のカズレーザー(メイプル超合金)と並びクイズ番組に引っ張りだこで、博識であることはお茶の間でも十分に知られていることだろう。

 そんな宇治原が、1年後に受験を控えた受験生たちに、この4月からどのように取り組むべきか言及した番組があった。相方の菅広文と開設したYouTubeチャンネル「ロザンの部屋」の3月25日投稿〈受験生は4月から何を始めるべきか〉がそれだ。

「まず、とっかかりとして簡単な問題集からやろうかとか、得意分野からやろうか、苦手分野からやろうかとか色々な考え方があって」と宇治原は前置きした上で、「一番にやるべきなのは赤本。自分が受けたい学校の過去問をやるべきなんですよ」と強調した。すると菅が「それってさ、1年後の話やん、受験ってさ。いきなり赤本やったら、出来へんやんてならない?」と質問するが、宇治原はそれでいいと言う。

 さらに「俺も高校3年の春に京大の赤本やったけど、1問もわからなかった。当たり前やな。こっから1年間勉強するんやから。まず敵を知るというか、どんな傾向の問題が出るんだろうとか。(大学別の)試験時間や何問出るんかだとか知っておくべき」と、サッカーであればフルタイムが90分間であること知ってから体力をつけるとの例えを出した。

 すると菅が「中日の落合(元)監督といっしょやな」と唸った。「落合監督ってキャンプの初日に紅白戦やってんねん。それで自分たちのチームがまずどれくらいの戦力かをはかってんねんって。賢い人はみんないっしょや」と例え返し、これに「宇治原レベル、落合さん」と、宇治原は満更でもない顔で笑いを誘った。

 太古の話になるが、秦の始皇帝は、天下を取る前から、天下を取った後の法整備について考えていたとの逸話がある。天才秀才の思考の中身を凡人の筆者が探ることは出来ないが、先の勉強法については、子を持つ親にとってすぐにでも試したい耳寄りな話だろう。

(ユーチューブライター・所ひで)

エンタメ