アナタの話はつまらない!?「相手をワシ掴みにする」トーク術

 人と話をしているときに、自分の話はつまらないのではないかと不安に感じることはないだろうか? でも、そんなことを考えながら話していたら、相手だって愉しいと感じてくれるはずはない。そこで不安なく話せるよう、自分の話で相手の心をワシ掴みにする方法を紹介しよう。

 生涯学習開発財団認定コーチの野口敏さんの著書「一瞬で心をつかむ話し方」(学研パブリッシング刊)によると、人の心を一瞬でつかむには、自分に嘘をつかず、気持ちを正直に表現するとよいのだとか。

 例えば、ネガティブで周りの雰囲気も悪くなりそうな「振られちゃった」「左遷されちゃった」というエピソードを話すとき。無理して「いい経験になった」「新しい環境が楽しい」などと言う前に、「もう最悪。俺はもうダメだ…」と素直な気持ち吐露してみる。このとき、悲壮感たっぷりではなく、笑いながら話すと相手も笑顔を返してくれ、心をつかむことができるそうだ。言葉はネガティブでも、行動はポジティブに!を肝に銘じたい。

 また、夢実現プロデューサーである山崎拓巳さんの著書「さりげなく人を動かす スゴイ!話し方」(かんき出版刊)には、相手に響く言葉をチョイスすることが重要だと書かれている。

 例えば、子どもに対して。「前日に明日の準備をしておきなさい」という使い古された表現ではなく、「今日の夜から明日を始めておきなさい」と言い換えてみる。このような、まだ手垢がついていない表現を使うと、相手の心に響くそうだ。

 人の心をつかむには、ちょっとした工夫が必要。ぜひお試しを。

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