「100日後に死ぬワニ」、加藤浩次の緊急フォローに「ごもっとも!」の声

 ツイッター上で大きな話題となり、3月20日に最終回を迎えた4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」。きくちゆうき氏によるこの漫画は、昨年12月19日から自身のツイッター上に毎日午後7時に1作品ずつ投稿開始。主人公のワニの日常が描かれた4コマ漫画なのだが、投稿初日から4コマ目の後に「死まであと99日」と死へのカウントダウンを告知。ワニは自身の死など知る由もなく、たわいのない日常の姿が描かれている。

 投稿当初は1万ほどだったフォロワー数が今年1月中旬には40万を超え、最終回となった3月20日午後7時にはフォロワー数196万となり、「死なないでほしい」「どんな死に方をするのか」など世間の耳目を集めることとなった。

 最終回は13コマで余韻の残る終わり方だったのだが、最終回投稿後、1時間も経たないうちに関連グッズ販売、書籍化、アニメ映画化、人気バンド「いきものがかり」とのタイアップ楽曲を発表。ネット上では「怒涛の商業展開に感動が汚された」「もう少し余韻に浸らせてほしかった」といった批判が続出。作者であるきくち氏が翌21日にツイッターの生配信で涙ながらに釈明する“緊急事態”となった。

 そんなきくち氏を救うかのように、3月23日放送の「スッキリ」(日本テレビ系)ではMCの加藤浩次が「なんで物議醸すのかなって俺は思うんだけど。きくち先生がこうやって描いてきたことが、商品化されてそれが映画化とかされて、きくち先生がしっかり利益得たほうがいいと思うんだよね」「『大手の代理店と組んで映画化とかやってんだよ!』みたいなこと言うのって全然意味がわからなくて。代理店も関係ないって言ってるわけでしょ? きくち先生は」とコメントした。

「ネット上では加藤のコメントはもっともだとしながらも『商業展開発表のタイミングが早すぎる』という意見が多かったですね。確かに今後の展開発表が1週間遅ければ『自分の感動を返してほしい』『自分の気持ちが金で買われた気分』というような声は上がらなかったのではないでしょうか」(女性誌記者)

 何事もスピードが重視される昨今だが、何もかも早ければいいというものでもないようだ。

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